Microsoft、「Windows Phone 7」開発ツールにVisual Basicを追加
Silverlight、XNAに加え、Visual BasicでもWindows Phone 7向けアプリが開発できるようになる。
米Microsoftは9月23日(現地時間)、次期スマートフォンOS「Windows Phone 7」向けアプリ開発が可能なVisual Basicのコミュニティー技術プレビュー(CTP)版「Visual Basic CTP for Windows Phone Developer Tools」をリリースしたと発表した。CTP版はMicrosoftのダウンロードセンターから無料で入手できる。
これまでWindows Phone 7向けアプリの開発ツールとしてはSilverlightおよびXNAが対応しているが、開発者からはVisual Basicへのリクエストが非常に多かったという。
同ツールで作成したアプリは、エミュレータおよびWindows Phone 7のプロトタイプでテストできるが、正式版ではないのでアプリストアへの登録はできない。正式版リリースの予定はまだ決まっていない。
同ツールには、テンプレート、エミュレータ、IntelliSense for Visual Basicなどが含まれる。利用するには、「Windows Phone Developer Tools」の最終版と、「Professional Edition」以上の「Visual Studio 2010」が必要。
Windows Phone 7向けのアプリストア「Windows Phone Marketplace」へのアプリ登録開始は10月初めになる見込み。Windows Phone 7搭載スマートフォンは、10月に欧州で、11月に米国で発売の予定だ。
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99ドルの年間登録料で有料アプリは無制限に、無料アプリは5本まで登録できるなど、開発者に有利な改訂になっている。
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