Microsoft、「Windows Phone 7アプリの9割を2日以内に承認」とアピール
MicrosoftがWindows Phone 7開発者に向けて、レポーティング機能の追加や売上金支払い開始の前倒し、アプリ承認期間の短縮などをアピールした。
米Microsoftは12月9日(現地時間)、Windows Phone 7の開発者サポートに関する幾つかの改善点を発表した。
まず、開発者登録およびアプリの登録から承認までの期間を短縮した。過去1カ月でみると、アプリの91%が登録後2日以内に承認されており、毎週1000以上登録されている開発者の86%が10日以内にアカウントを取得しているという。
また、有料アプリ提供者への売上金の支払いを、予定していた2011年2月より早めて1月第4週から開始する。10月〜12月登録分の売り上げを支払い、以降は月ごとに売り上げが最低金額を超えた開発者に支払う。
レポーティング機能も追加された。登録アプリごとの毎日および累計のダウンロード数のレポートと、Windows Phone 6.x向けアプリを含むすべての登録アプリに対する支払いの詳細に関するレポートの2種類となる。
さらに、アプリ内に広告を組み込むための「Microsoft Advertising SDK for Windows Phone 7」をアップデートし、Silverlight に加えてXNA Frameworkに対応した。ゲーム開発者はXbox 360やWindows Phone 6.x向けと同様に、同ツールを利用してゲーム内にバナー広告やテキスト広告を表示し、収入を得られるようになる。
公式ブログによると、現在のWindows Phone 7開発者数は1万8000人を超え、登録アプリは約4000本。Windows Phone 7端末は、10月に欧州とアジアの一部地域で、11月に米国とカナダで発売されたが、Microsoftは売り上げ台数などをまだ発表していない。
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