Microsoftサーバ&ツール部門のボブ・マグリア社長が退社へ
Microsoftに23年間籍を置き、SQL ServerやVisual Studio、仮想化製品を手掛けたボブ・マグリア氏が今夏に同社を去る。
米Microsoftは1月10日(現地時間)、サーバ&ツール部門のボブ・マグリア社長が今夏に退社すると発表した。同社は後任を社内外で探しているという。
スティーブ・バルマーCEOが社員に宛てたメールには「変革に最も適したタイミングは強い立場にある時だ。私はボブと話し合った結果、15億ドル規模に成長したサーバ&ツール部門にとって、今こそ新しいリーダーシップが必要な時だと判断した」とある。
マグリア氏は1988年にMicrosoft入りし、MSNネットワーク、Office製品、Windows Serverのほか、Pocket PCなどのエンドユーザー向け端末などさまざまな製品の開発を統括してきた。2009年1月にサーバ&ツール部門社長に就任し、Windows Server、Microsoft SQL Server、Microsoft Visual Studio、仮想化製品などを手掛けた。Microsoftのビジネス戦略やテクノロジ戦略の立案を担うシニアリーダーシップチームのメンバーでもある。2010年10月に開催の「Worldwide Partner Conference(WPC)」の基調講演では、Windows Azure関連サービスの発表を行った。
Microsoftでは昨年から上級幹部の退社が相次いでいる。2010年5月にはエンターテイメント&デバイス部門社長のロビー・バック氏、XboxやZune開発に携わったジェイ・アラード氏、9月にはビジネス部門責任者スティーブン・エロップ氏、10月にはチーフソフトウェアアーキテクト(CSA)レイ・オジー氏の退職を明らかにしている。
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