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米インテル、Intel 6シリーズチップセットに問題

米インテルは、Intel 6シリーズチップセットに接続したSerial ATAデバイスで、性能が低下する問題があることを明らかにした。現在PCメーカー、PCパーツベンダーとともに対応策を検討している。(2/1 12:45追記)

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 米インテルは、1月31日(現地時間)にIntel 6シリーズチップセットに問題があることを発表した。チップセットが実装するSerial ATAインタフェースに問題があり、接続するHDDや光学ドライブの性能に影響を与えるという。問題が出るSerial ATAポートは2〜5番に限られ、Serial ATAポートの0番と1番では問題が発生しない。

 インテルは、問題のあるチップセットの出荷をすでに停止し、この問題を修正した新しいチップセットの生産を開始している。インテルは、問題のあるチップセットは1月9日以降に出荷されたものに限られ、影響は少数の顧客に限られるという見解を示している。(掲載当初、出荷時期の記述で誤りがありました。おわびして訂正いたします)

 インテルは、マザーボードベンダーに対する新しいチップセットの提供を2月末までに開始し、4月にはチップセットの供給量を回復させる予定だ。問題のあるチップセットを採用した製品やシステムを扱っているPCメーカーなどの顧客に対して、インテルは回収、対応、交換のサポートを行うという。

 なお、インテルは問題のあるチップセットの販売中止と新しいチップセットの生産などで、2011年第1四半期で収益が約3億ドル減少するとともに、問題の改修と問題のあるチップセットから新しいチップセットへの交換で7億ドルの費用がかかると推測している。



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