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Microsoft、Bingに“最安航空運賃検索”機能を追加
Microsoftが、Bingで「シカゴ便」などと入力するだけで直近で最安値の便の航空運賃を表示する「Autosuggest Flight Prices」を発表した。
米Microsoftは2月25日(現地時間)、検索エンジンBingで手軽に目的地への航空運賃の最安値を検索できるサービス「Autosuggest Flight Prices」を発表した。約90日のうちに、同サービスが利用可能になるという(提供地域については明記されていない)。
Bingの検索枠に、例えば「Fly to Chicago」「Chicago Flight」などと入力すると、出発地点をユーザーがBingで設定している地域と判断し、向こう数日間で最も安い便の運賃と日程を表示する。検索候補は入力の途中でもインクリメンタルに表示される。表示された運賃のリンクをクリックすると、航空券の購入ができる「Bing Travel」のページに飛ぶようだ。この機能はBing Barでも使えるようになる予定だ。
同サービスは、Microsoftが2008年に買収したFarecastの技術を利用している。MicrosoftはBingを検索エンジンではなく、“意思決定エンジン”と位置付けており、旅行関連の検索や商品検索で米Googleにない特徴を出そうとしている。
米GoogleはBing Travelに対抗する目的で2010年7月に航空券の検索・比較ソフトの米ITA Softwareを買収すると発表したが、競合各社が米司法省に買収差し止めを要求している。
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Googleが航空券の検索・比較ソフトのITAを買収するのは旅行検索市場の独占につながるとし、ExpediaやKayakらが業界団体FairSearch.orgを結成した。
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