Google Chrome Storeでアプリ内課金が可能に
Google Chromeのアプリストアが日本語にも対応し、アプリ内課金が可能になった。Angry BirdsのWeb版ではアプリ内でスペシャルレベルを購入できるようになる見込みだ。
米Googleは5月11日(現地時間)、開催中の年次開発者会議「Google I/O 2011」の2日目のキーノートにおいて、WebブラウザGoogle ChromeおよびChrome OSに関する幾つかの発表を行った。
Google Chromeの現在のアクティブユーザー数は1億6000万人以上。6週間ごとにアップデートを行っており、最近も音声翻訳やハードウェアアクセラレーションに対応した。
昨年12月に立ち上げたChrome向けのWebアプリストア「Chrome Web Store」が、同日から日本語を含む41カ国語に対応した。
Chrome Web Storeではアプリ内課金が可能になった。キーノートで行われたコミックブックプラットフォームのGraphicly Comicsを使ったデモでは、無料で提供する電子コミックを読み進める途中で課金用のボタンが表示され、これをクリックすることで読者が支払いをする様子が紹介された。支払いはGoogle Checkoutで行われる。
オンラインアプリストアの売り上げのストア側の配分は一般に30%だが、このアプリ内課金ではGoogleの取り分は5%。
キーノートでは、米Rovioの人気モバイルゲーム「Angry Birds」のWebアプリ版も紹介された。WebGLを利用しており、PCでもiPhoneやAndroid版と同様に滑らかな動画でゲームを楽しめる。ハードウェアアクセラレーションに対応していれば、高精細版で表示することもできる。また、オフラインでも使えるという。β版としてのリリースでレベルは63しかないが、Chrome向けの特別レベルが7つ含まれる。近い将来、アプリ内課金オプションを追加する予定だ。
また、Chrome OS搭載のNetbook、Chromebookの発売も発表した(Chromebookについては別記事をご参照ください)。
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