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企業の消費電力を“見える化”――東芝、「使用電力見える化クラウドサービス」発売
東芝と東芝ソリューションは、電力計測ユニットとクラウドを組み合わせた「使用電力見える化クラウドサービス」を発表した。
東芝と東芝ソリューションは5月19日、「使用電力見える化クラウドサービス」を6月中旬から提供すると発表した。組織全体/フロア単位/コンセント単位などさまざまな範囲の電力使用量を可視化することで、経営者や管理者による節電指示や操業計画作成を支援する。
工場やビルの各拠点で1〜30分周期で計測した電力使用量をデータセンターに送信し、自動集計して可視化。集計作業は全てクラウド上で行わうため、「計測ユニットを設置するだけでサービスの利用が可能」という。また、設定した節電目標の上限値に近づいた際に自動警報メールを送信する機能も備える。
サービス使用料金は、1つの組織(工場やビルなど)につき3万6000円(別途初期費用が必要)。また、計測ユニットの設置数が30を超えると、1つ当たり1200円の追加料金が発生する。
東芝グループは6月中旬から、東京電力/東北電力管内の約40の事業所で同サービスを順次導入するという。
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