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ドコモ、リモート操作対応の電子POPサービス――「Galaxy Tab」も対応:ワイヤレスジャパン2011
ドコモはFOMA回線を用いて遠隔操作でコンテンツ配信ができる電子POPサービスを発表した。Galaxy Tabを用いた電子POPサービスも年内に開始予定。
5月25日に開幕した「ワイヤレスジャパン2011」(東京ビッグサイト、27日まで)で、NTTドコモは動画/静止画の電子POPを専用端末に遠隔配信・管理できる「MobilePOPサービス」のデモを公開した。FOMAネットワークを通じてタイムリーで効果的な情報配信を可能にするほか、更新作業の負担を軽減するという。6月28日からサービスを開始する予定で、食用キノコ販売のホクトが採用を決めている。
専用端末にはFeliCaリーダー/ライターも搭載。「おさいふケータイ」をかざすだけで、電子クーポンの配信やモバイルサイトへの誘導が可能だ。また、専用端末の代わりにSamsung Electronicsの「Galaxy Tab」を用いたサービスも年内に開始予定。「タッチパネルなどを利用することで、動画/静止画の配信にとどまらないサービスが可能になる」(説明員)という。
「従来の電子POPは、スーパーなどの店舗に食品メーカーなどの従業員が行き、個別の端末ごとに配信コンテンツの調整を行う必要があった」(説明員)という。MobilePOPサービスを利用することで、PCなどを通じた遠隔操作が可能になるほか、「今お客様に食べていただきたい旬の食材の紹介や調理方法をリアルタイムで紹介できる」としている。
専用端末の実売予想価格は4万円前後で、サービス利用料は端末1台あたり980円。その他、FOMAの回線使用料が別途かかる。
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