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Android向けIME「Simeji」に「クラウド入力機能」 変換をサーバで実施、精度向上
Android向けIME「Shimeji」に、ネット経由で変換支援を行う「クラウド入力機能」。端末自体の性能にかかわらず登録単語数や変換精度を大幅に向上させるとしている。
バイドゥは5月11日、Android向け日本語入力システム「Simeji」に、ネットワーク経由で変換支援を行う「クラウド入力機能」を追加したと発表した。登録単語数を従来比で20倍に拡張するほか、長文入力の際などの変換精度を大幅に向上させるという。
クラウド入力は、Simejiで入力した文字をバイドゥのサーバに送信し、クラウド上の変換エンジンで漢字変換を行う機能。ユーザーは同機能の利用で、端末自体の性能にかかわらず変換精度を大幅に向上させられるとしている。
また、クラウド入力時に選択した変換候補を、端末内の「ユーザー辞書」に自動で登録する機能も搭載した。これにより、よく使う単語は通信状態のない状態でも変換できるようにした。
セキュリティに配慮し、ユーザーのアカウント名やパスワードなどの文字はサーバに送信しないという。通信の際はSSLで暗号化するほか、設定項目でクラウド変換のチェックボックスをオフにすることで、同機能を停止することも可能だ。
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