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「カレログ」運営会社が新たな位置情報アプリ「カレピコ」公開
“彼氏追跡”アプリ「カレログ」を運営していた会社が、位置情報を使った新たなAndroidアプリ「カレピコ」を公開した。
「カレシの行動まるわかり」をうたって問題になったAndroidアプリ「カレログ」を運営していたマニュスクリプト(東京都中野区)は10月11日、カレログの提供を10日に終了し、位置情報を使った新たなAndroidアプリ「カレピコ」を無料で公開したと発表した。
カレピコは、スマートフォンのGPS機能でユーザーの現在地を認識し、事前に指定した場所に近づくと他ユーザーのスマートフォンにプッシュ通知するというアプリ。例えば「子どもが塾やおつかいに行けたかの確認」や、「パートナーに風俗街や浮気相手の場所など、決して行ってほしくない場所に行かれた時の警告連絡」などに役立つとしている。
PCから一方的にスマートフォンの利用状況を追跡していたカレログとは異なり、複数のスマートフォン同士で位置情報を共有できる。一方、相手の位置情報ログを過去にさかのぼって取得できないようにしたほか、位置情報を通知するためにはスマートフォン所有者自身の同意を必須とした。
詳細な個人情報の登録は不要で、通知に用いる端末情報やメールアドレスを入力すれば利用できる。Android 2.2以上に対応し、iPhone版も近日中にリリース予定。
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