2017年の新iPhoneはどうなる? Twitter身売り騒動の行方は――2016年“うわさの真偽”総まとめ(3/5 ページ)
来年のiPhoneはどうなる? 注目企業の動向は? 2016年に上がったIT・ネット業界のうわさをもとに2017年を占います。
「140字制限」撤廃説も出たTwitter “身売り騒動”の行方は?
〇Twitter「140字制限撤廃」説は結局どうなった?
<2016年に出たうわさ(一部抜粋)>
<真相>
16年1月ごろに立ち上がったTwitter「140字制限撤廃」のうわさ。この段階では、15年7月に行われたダイレクトメッセージ(DM)の仕様変更(140字→1万字)と同じく、ツイートの最大文字数も1万字に拡張される可能性が高いと言われていました。
しかし3月には、ジャック・ドーシーCEOが自らこのうわさを否定。9月に実際に行われたツイートの仕様変更は「140字に画像、動画、投票、引用ツイートを含まないようにする」というものでした。
〇Twitter身売り騒動の行方は?
<2016年に出たうわさ(一部抜粋)>
- TwitterがGoogleやSalesforceと身売り交渉開始とのうわさ(9月25日)
- Twitter月内にも身売りか 報道に日本のユーザーもやきもき(10月6日)
- そして誰もいなくなった:Twitter身売り交渉、salesforce.comも撤退(10月15日)
<真相・現況>
ユーザー数や売り上げがともに伸び悩んでいるTwitterが、Googleやsalesforce.comなどへの身売り交渉を始めた――と報じられたのは9月のこと。そこからさまざまなうわさや憶測が飛び交いましたが、最後まで交渉のテーブルに残っていたとされるsalesforce.comが10月に撤退したことで、いったん終息したようです。
Twitterはその後、10月27日(米国時間)に16年第3四半期(7〜9月)の決算を発表。売上高は予想を上回ったもののユーザー数は相変わらず伸びず、立て直し策として9%の人員を削減すると発表しました。
さらにこの直後、Twitter傘下の6秒動画サービス「Vine」が終了宣言。日本でも人気があったサービスだけに終了を悲しむ声も多く、一時はLINEによる買収のうわさなども立ち上がりました。しかしVineはその後、Twitterへの投稿機能に限定した「Vine Camera」として部分的に存続することが決定しています。
一方、騒動が収まったかのように見えたTwitterですが、11月には同社の最高執行責任者、12月にはCTOと製品幹部がそれぞれ退社を発表するなど危なげな状況が続いています。産経新聞は12月、Google関係者の話として「(買収に)興味を示す企業は今も相当あるはず」との観測を伝えています。
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