Microsoft、先代より60%スリムな「Surface Hub 2S」を6月に9000ドルで発売へ
MicrosoftがWindows 10搭載大画面端末の2代目に当たる「Surface Hub 2S」を6月に米国で発売する。価格は8999.99ドル(約100万円)。先代より60%薄くなり、明るさは40%増。昨年5月に予告していたパネリングや回転機能は2020年の「Surface Hub 2X」までおあずけだ。
米Microsoftは4月17日(現地時間)、Windows 10を搭載する大画面端末「Surface Hub 2S」を米国で6月に発売すると発表した。価格は8999.99ドル(約100万円)。米国以外での発売予定はまだ発表されていない。
Surface Hub 2Sは、ビデオ会議端末やホワイトボードとして使えるWindows 10搭載端末。Microsoftが2015年1月に発表した「Surface Hub」の後継機に当たる。先代よりディスプレイが60%薄く、40%明るくなる。
主なスペックは、ディスプレイは50インチ(解像度:3840×2560ピクセル、タッチおよび付属の「Surface Hub 2 Pen」対応)、サイズは741×1097×76ミリ、重さは28キロ。Intelの第8世代Core i5プロセッサ、8GBのRAM、128GBのSSD、ビデオ会議用の4Kカメラ、8基のマイク、フロントスピーカーを搭載し、Wi-FiとBluetoothをサポートする。
ソフトウェアとしては、Windows 10、Microsoft Teams、Skype for Business、Microsoft Whiteboard、Microsoft Office(モバイル版)、Microsoft Power BIがプリインストールされている。
これらのソフトウェアが使えるので、ビデオ会議の記録は音声のテキスト化したデータやホワイトボードへの書き込みも含めてそのまま保存できる。
別売の車輪付きスタンド「Steelcase Roam Mobile Stand」とモバイルリチウムイオンバッテリー「APC Charge Mobile Battery」を使えば、オフィス内を手軽に移動できる。
Microsoftは昨年5月、Surface Hubの後継モデルとして「Surface Hub 2」を2019年第2四半期に発売すると発表したが、9月にSurface Hub 2の開発プロセスをSurface Hub 2SとSurface Hub 2Xの2つのラインアップに分けると発表した。
まずは軽量で使いやすさに重点を置いた2Sを2019年中に提供し、より高性能な2Xを2020年に発売するというプロセスだ。2Xにはディスプレイのタイリング(複数枚のディスプレイを組み合わせて大画面化すること)や回転、マルチユーザーログインなどの機能が追加される見込みだ。これらの新機能は、2Sをアップグレードすることでも利用できるようになる。2020年に、2Sの背面に追加することで2Xにアップグレードできるプロセッサカートリッジを提供する計画だ。
また、2020年には85インチの2Sも発売する計画という。
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