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Twitter、米国ユーザーのタイムライントップに大統領選に関する注意喚起を表示
コロナ禍で郵便投票を選ぶ有権者が多く、開票で混乱する可能性のある米大統領選を約1週間後に控え、Twitterが米国ユーザーのタイムラインと検索ページに選挙関連の正しい情報につながる注意喚起を表示し始めた。
米Twitterは10月26日(現地時間)、米大統領選本番を約1週間後に控え、有権者が偽情報にまどわされないよう、すべての米国在住ユーザーのタイムライントップに注意喚起を表示すると発表した。
「今回の大統領選は米国史上でも異例のものになる。(コロナ禍の影響で)非常に多数の有権者が郵便投票を選び、開票結果が出るのが遅れる可能性があるため、本日よりタイムラインと検索画面に注意喚起を表示する。このプロンプトをタップすると、重要な選挙関連の正しい情報にアクセスできる」。
タップした先は、大統領選に関するジャーナリストや評論家による解説がまとめられたTwitter Moment。米Axiosによると、このプロンプトは42カ国語で表示される。検索では、選挙や郵便投票に関連するキーワード、フレーズ、ハッシュタグを検索すると表示される。
大統領選の投票は11月3日。前例のない数の人々が郵便投票を選んでいる。郵便投票は既に始まっているが、州によっては投票日まで開票しない。有権者も開票担当者も慣れない中、開票には時間がかかるとみられている。また、ドナルド・トランプ大統領は以前から郵便投票は悪用できると再三ツイートしており、ジョー・バイデン候補が当選した場合、集計結果について異議を申し立てる可能性がある。
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