米大統領選挙の不安除去に那須どうぶつ王国のカピバラ? 米The New York Timesの記事が注目集める
米The New York Timesの記事が大統領選挙の不安を取り除く方法5つを紹介。方法の1つとして、カピバラの入浴動画の視聴を提唱しているが、記事で紹介されたのが那須どうぶつ王国のカピバラだったことがTwitterで話題となっている。
選挙の不安を取り除く方法にカピバラの入浴動画を――。米大統領選の投開票が11月4日(日本時間)から始まる中、米The New York Timesが3日付で公開したコラムがTwitterで注目を集めている。記事中で紹介された動画が、那須どうぶつ王国のカピバラの入浴動画だったためだ。那須どうぶつ王国の担当者も「ただただ驚いた」と話している。
アメリカ心理学会の調査によると、民主党員の76%、共和党員の67%が「大統領選挙は生活の中でかなりのストレス源」と回答しているという。こうしたことから米New York Timesは選挙の不安を取り除く方法として、5つの方法を紹介している。
記事では散歩などの運動で感情を制御したり、入浴することで画面から目を離し、心を落ち着けたりすることを推奨。その一方で、入浴が苦手な人向けには、カピバラが柚子風呂に入る動画を視聴することを提案している。オススメ動画として記事で紹介されたのが、2018年12月に写真家の渡辺克仁さんがYouTubeに投稿した動画で、那須どうぶつ王国のカピバラが柚子湯でリラックスする様子を収めている。記事ではこの動画を紹介した理由についての言及はなかった。
記事で動画が紹介されたことについて、那須どうぶつ王国の担当者は「ただただ驚くばかり」とした上で、「カピバラの表情には癒やし効果があり、それに温泉のリラックス効果が加わると相乗効果になる」と解説。「気分が不安になった時は動物たちの動画を見て是非リラックスしてほしい」と話した。
記事ではその他、選挙結果の判明まで時間がかかることを認識することや、ニュースから距離を取ること、家族や友人とハグをすることなどを推奨している。
4日中に選挙結果が判明する見込みの米大統領選だが、米国民のメンタルヘルスの維持に日本で飼育されているカピバラが一役買っているのかもしれない。
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