Twitter、アカウントを検索から隠すなど4つの新機能を検討
米Twitterのデザインチームに所属するメンバーが7月7日(現地時間)、プライバシー保護のための4つの新機能のアイデアをツイート、ユーザーに意見を求めた。
米Twitter社のデザインチームに所属するメンバーが7月7日(現地時間)、自分のアカウントを他のユーザーが検索できないようにする「Discover me or Not」など、プライバシー保護に向けた4つの新機能を検討中と明かした。スマートフォンアプリでの利用を想定したモックアップ画像を公開し、フィードバックを求めている。
電話番号などからアカウント検索されたときの通知機能
「Discover me or Not」は、自分のユーザー名を検索されたとき、アカウントを表示するかどうかを選択できる機能。自分のアカウントを「おすすめのユーザー」欄に表示するかどうかも設定できる。いずれの場合も、一定期間だけ非表示にすることも可能という。
特定のユーザー名を検索し、誹謗中傷を送る人が複数いた場合などに、被害を受けているユーザーにこれらの設定を変更するか確認する機能も検討中という。
「投稿を誰に公開するか」のプリセット
「Privacy sets」は自分の投稿を閲覧したり、いいねできるユーザーの範囲をプリセットから選べる機能。プリセットは以下の4種類を検討しているという。
- 全ユーザーが自分のツイートを閲覧でき、いいね、RT、写真のタグ付けが可能。ダイレクトメッセージを受け付ける
- 全ユーザーが自分のツイートを閲覧でき、いいねやRTが可能。写真のタグ付けとダイレクトメッセージは、フォローしている人からのみ受け付ける
- フォロワーだけがツイートの閲覧といいね、RTが可能、写真のタグ付けとダイレクトメッセージは、フォローしている人からのみ受け付ける
- 全ての設定を自分でカスタマイズする
当該アカウントはこの機能を検討する理由について「多くのユーザーが、ツイートやアカウントの公開範囲を設定できることを知らないため」と説明している。
鍵付きアカウントのリプライに注意書き
ツイートをフォロワー以外に公開していない“鍵付きアカウント”が非フォロワーにリプライを送るとき、「このリプライは相手に見えない」という注意書きを表示する機能も検討している。
当該アカウントは「鍵付きアカウントを使っている人の中には、自分のリプライが相手に見えていないことを知らない場合がある」としており、注意書きをタップすることで、アカウントの公開設定を変更できる仕組みも検討中という。
アカウントのパンくずリストで“誤爆防止”
「Account breadcrumbs」はツイートをするとき、自分がどのアカウントから投稿しようとしているか分かりやすくする機能。ツイート画面に、投稿しようとしているアカウントの名前や、公開設定などをリスト化して表示する。
現在の仕様では、ツイートをどのアカウントで投稿しようとしているかを確認したい場合、画面に表示されるアイコンだけで判断する必要がある。この機能を使えば、自分が今どのアカウントを使っているか判別しやすくなるため、複数のアカウントを使い分けているユーザーに役立つとしている。
Twitterの新機能を巡っては、7月1日(現地時間)にもTwitter社のデザイナーを名乗るアカウントがアイデアを公開し、フィードバックを求めていた。
【編集履歴:2021年7月7日 午後8時00分 当初、「米Twitterのデザインチームのメンバーと称するアカウント」としていましたが、Twitter社の公式アカウントが該当ツイートをリツイートしていたため表現を変更しました】
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