連休のお供にいかが? 米Microsoftが「PyTorch」の初学者向け教材を無償公開中
米Microsoftが、米Facebookの機械学習ライブラリ「PyTorch」を使った初学者向けのディープラーニングの教材を無償公開している。対応言語は英語のみだが、4時間13分で学べるという。
米Microsoftは、機械学習ライブラリ「PyTorch」を使った、初学者向けのディープラーニングの教材を公式Webサイトで無償公開している。対応言語は英語のみだが、4時間13分で機械学習モデルの構築方法や自然言語処理、音声認識の概要などを学べるという。教材の利用に、外部ファイルのインストールは不要。Webページのみで完結する。
PyTorchは、米Facebookが2016年に開発したPython向けのオープンソースの機械学習ライブラリ。Microsoftは、2020年にWindows版PyTorchのメンテナーに就任し、2021年5月には「PyTorch Enterprise」を発表。Microsoft Azure上でPyTorchを使う企業へのサポートサービスの提供を始めていた。
無償公開している教材もMicrosoftとPyTorchが提携して作成しており、今後も企業とユーザー、それぞれにPyTorchのサポートやコンテンツを提供していくと考えられる。
公式サイトではまた、Microsoft Azureや、C#やPythonなどを使った初学者向けのプログラミング教材、GitHubの使い方を学べる講座など、計2846件(記事執筆時点)の教材を提供している。GitHub上でも機械学習のオリジナル教材を無償公開しており、AIとデータサイエンスについても順次公開する予定だという。
連休中など、時間を見つけてチャレンジしてみてはいかがだろうか。
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