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オープンソースの地理情報システム「Re:Earth」登場 マウス操作で情報追加、地図をWebアプリとして公開可

東京大学などが、Webブラウザから使えるオープンソースの地理情報システム「Re:Earth」を公開した。地理空間上への情報のマッピングや、3D情報の付加などがマウス操作のみで行え、ユーザーが独自のWebアプリとして公開できる

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 東京大学は7月26日、地図サービスの開発を手掛けるユーカリヤ(東京都渋谷区)とともに、Webブラウザから使える地理情報システム「Re:Earth」(リアース)をオープンソースソフトウェアとしてGitHub上で公開した。地理空間上への情報のマッピングや、3D情報の付加などがマウス操作のみで行え、ユーザーが独自のWebアプリとして公開することも可能という。


Webブラウザから使える地理情報システム「Re:Earth」(リアース)

 米Googleの「Google Earth」のような航空写真のマップ上に、ユーザーが用意した説明文や写真、資料などをひもづけて独自のマップを作成できる。外部のプラグインや用意してあるウィジェットを使えば、統計グラフの表示や時系列の表現も可能という。

 作成例を見ると、例えば「ブラックバスの生息地まとめ」では、芦ノ湖や山中湖などを3Dマップで巡りながら写真や文章でブラックバスが繁殖した理由や歴史を説明している。


ブラックバスをテーマにしたRe:Earthの作品例(公開されているWebアプリから引用)

 同大学はサービスの狙いについて「デジタルマップ・アーカイブの作成や、仮想空間で現実の世界をシミュレーションする“デジタルツイン”への利用など、さまざまな知見を持つ人たちに自由に使ってほしい」と話す。オープンソース化を通じて、世界各国のエンジニアやシステム開発者とコミュニティーを形成したいとしている。

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