Microsoft傘下のGitHub、フリードマンCEOが退任 後任はCPOのドームケ氏
MicrosoftがGitHubを買収した際にCEOに就任したナット・フリードマン氏が名誉会長に退き、後任にCPO(最高製品責任者)のトーマス・ドームケ氏が就任する。ドームケ氏はMicrosoftのHockeyApp買収で同社に加わり、GitHub買収を主導した。
米Microsoft傘下のGitHubは11月3日(現地時間)、ナット・フリードマンCEOが11月15日に退任し、Chairman Emeritus(名誉会長)になると発表した。後任は現CPO(最高製品責任者)のトーマス・ドームケ氏。
米XaraminのCEOだったフリードマン氏は、Microsoftによる2016年のXaramin買収でMicrosoft入りした。米Xaraminが2018年にGitHubの買収を完了した際、Microsoftのテクニカルフェローに退いたクリス・ワンストラスCEOに代わり、CEOに就任した。
新CEOのドームケ氏は、Microsoftが2014年に買収したHockeyAppのCEOだった。同氏はGitHub買収の際、Microsoft側でこの取引を主導した。2018年、フリードマン氏に請われてGitHub入りした。
ドームケ氏は、GitHub上でコードエディタ「Visual Studio Code」のWebブラウザ版を起動できる機能「Codespaces」や、関数名とコメントから、関数のコードを丸ごと自動補完するAIプログラミング機能「GitHub Copilot」などを手掛けた。2019年に無料ユーザーでもプライベートリポジトリを使い放題にしたのも同氏のプロジェクトだった。
ドームケ氏は公式ブログで、「GitHubの新CEOとして、すべての開発者にとってGitHubをより良いものにしていくのが楽しみだ。(中略)あらゆる規模のチームとプロジェクトをサポートするよう努めていく」と語った。
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