ARデバイス「Magic Leap 2」は3299ドルから 米国などで9月末発売 日本は2022年内に
米Magic Leapは、新型ARヘッドセット「Magic Leap 2」を9月30日に発売すると発表した。主に法人利用を想定しており、価格は3299ドル(約45万2000円)から。日本は2022年内に登場予定だ。
米Magic Leapは7月12日(現地時間)、新型ARヘッドセット「Magic Leap 2」を米国で9月30日に発売すると発表した。主に法人利用を想定しており、価格は3299ドル(約45万2000円)から。米国以外に英国、カナダ、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、サウジアラビアで販売予定で、日本とシンガポールは2022年内に登場予定。
同製品は2017年に発表された「Magic Leap 1」の後継モデルで、ヘッドセット、コントローラーに加え、プロセッサなどを内蔵する「Compute Pack」で構成される。視野は旧モデルと比べて2倍広い対角70度までをカバーする。
本体重量は260gで、120Hzのリフレッシュレートに対応。解像度は1440×1760ピクセルで、輝度は最大2000nit。動的な調光機能も備える。Compute Packには、AMDのZen2世代のクアッドコアプロセッサ、GPUはGFX10.2世代のものを採用する。連続稼働時間は3.5時間だ。
Magic Leap 2には、専門家や開発者を対象とした「Magic Leap 2 Base」(3299ドル)、開発者環境などを含んだ「Magic Leap 2 Developer Pro」(4099ドル)、大規模なエンタープライズ用途などを想定した「Magic Leap 2 Enterprise」(4999ドル)の3エディションが用意されている。
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