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「情報セキュリティ白書2022」、IPAが公開 国内外の政策や被害実態など240ページに渡り解説
情報処理推進機構(IPA)は、情報セキュリティに関する書籍「情報セキュリティ白書2022」を公開した。IPA会員ならばアンケートに回答することで、PDFファイルを閲覧可能。印刷書籍版もあり、2200円で購入できる。
情報処理推進機構(IPA)は7月15日、情報セキュリティに関する書籍「情報セキュリティ白書2022」を公開した。国内外の官民の各種データや資料を引用し、情報セキュリティ分野のトピックを240ページ以上に渡り解説している。IPA会員ならばアンケートに回答することで、PDFファイルを閲覧可能。印刷書籍版もあり、2200円で購入できる。
情報セキュリティ白書はIPAが2008年から毎年発行している書籍。情報セキュリティに関する国内外の政策や脅威の動向、インシデントの発生状況、被害実態などをまとめている。22年版では「内部不正防止対策の動向」「個人情報保護法改正」「クラウドの情報セキュリティ」「中小企業に向けた情報セキュリティ支援策」「米国や欧州の政策」などのトピックも取り上げた。
読書アンケートによると情報セキュリティ白書は、「学習・自己研さん」「対策強化・予算策定などの上位者への説明資料」「新人研修・従業員教育」「所属組織の注意喚起、啓発資料」「教材、人材育成プログラム」「資格取得、試験対策」「セミナー・講演資料用」などの用途に使われているという。
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