ヒエッ! GPT-4がスゴすぎて、「AIで仕事がなくなる」不安がいよいよリアルに(2/4 ページ)
AIがヤバい。今回は本気でヤバい。既存の仕事は今後どうなってしまうのか。ライター業は、AIに取って代わられるのではないか。
人間の仕事に“気を遣う”AI
「AI技術が進歩するにつれて、ライターの仕事にも変化が起こることは確かですが、必ずしもライターの仕事が完全に消えるわけではありません」
GPT-4はまずこう言って、人間のライターに気を遣う。その上で、「創造性」「感情の理解と共感」「複雑なニュアンスや文化的背景」「倫理観と価値観」が人間独自のものであるとし、「AIはあくまでライターをサポートする役割が主」「人間のライターが持つ独自の能力は引き続き重要」だと説く。
本当にそうだろうか? 筆者の実感は異なる。
ライター業は創造的な仕事だと思われがちだが、実際は、地味な作業が多い。「リリース起こし」と呼ばれる仕事はその典型だ。企業が発表したプレスリリースを要約し、記事の形に整える仕事で、筆者もリリース起こしの仕事を多く請け負っている。
タイトルの付け方などに一定の創造性は必要なものの、「適切に要約すること」が最重要であり、要約はAIの得意分野だ。筆者が請け負っているリリース起こしは、早晩、AIに取って代わられるかもしれない。
「人間らしい」創造性は重要かもしれないが、筆者はAIの作成した文章にも十分に創造性を感じる。冒頭で紹介した「縦読み」も然り。AIに小説を書かせると、人間でもなかなか思いつかない、面白い設定を繰り出してくることが多い。
例えば、「AIに仕事を奪われた未来、人間がAIに対抗するSFを面白おかしく書いて下さい。舞台は日本の東京です」とGPT-4に依頼してみたところ、「ニッポンのサムライAI」というタイトルで、「AIに触れるとショートさせる特殊な力を持った侍、剣二郎」が活躍するSFが瞬時に生成された。
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