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GPT-4とは大きな差、それでもバイドゥの「中国版ChatGPT」が有望な理由:浦上早苗の中国式ニューエコノミー(2/6 ページ)
中国IT企業のバイドゥ16日、テキストや画像を生成するAI「文心一言」(ERNIE Bot)を発表した。米OpenAIが直前にリリースした「GPT-4」に比べて完成度が低いとされるが、既に650社が文心一言との協業を表明したという。この期待の高さはどこからくるのか。背景を紹介する。
5年半ぶりにCEOが登壇
「我々は2010年に自然言語処理部署を設立し、AIへの投資を続けてきた」
バイドゥの李彦宏(ロビン・リー)CEOは、文心一言プロジェクトの総指揮を執った王海峰CTOと共に発表会に出席し、力強く語った。自社の新プロジェクト発表会に李CEOが顔を見せるのは、17年夏の自動運転車開発プロジェクト「アポロ」以来5年半ぶりだ。
李CEOによると文心一言は「兆」レベルのWebページのデータ、数十億の検索データと画像データ、100億レベルの音声データ、5500億の知識グラフを学習したという。
発表会の模様は、同社の公式You Tubeチャンネルでも公開されている
発表会では小説の要約などの「文学創作」、会社の名前やスローガンを提案する「商業コピー」、「数理推算」「中国語理解」「画像の生成」の5機能がデモンストレーションされた。
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