新型「ルンバ」使って分かった自動化レベル向上と安心感の理由 自動給水も可能に:知らないと損!?業界最前線(3/5 ページ)
ロボット掃除機市場をけん引するアイロボットのルンバシリーズに、複数の新機能が搭載された新フラグシップモデル「ルンバ コンボ j9+」が登場した。実際に製品を借りて進化点を検証したので、最新ロボット掃除機の考察とともに紹介したい。
より賢く!効率的な掃除が可能に
早速、ルンバ コンボ j9+を設置して部屋の掃除をスタートした。高性能なロボット掃除機は、同じ部屋を複数回掃除、つまり走行することでマップの認識精度をアップしていく。実際に、ルンバ コンボ j9+でも、1度目は部屋を認識するために走行したが、2回目以降は部屋の形や何があるかなどを踏まえた行動をした。
最も分かりやすかったのが、アプリから掃除スタートをタップすると最初にキッチンマットに向かい、そこを吸引のみで掃除したあと、モップパッドを下ろしてその他のエリアを吸引・水拭き掃除し始めたことだ。その都度、モップを上げ下げするのではなく、保存したマップ情報を元に掃除している。さらにじゅうたんでは自動的に吸引力もアップさせ、入り込んだゴミもしっかり吸引した。
吸引力は3段階から設定でき(初期設定は2)、じゅうたんなどでは、従来のj7やiシリーズと比べてモーターの回転数が最大2倍にアップしたターボモードが利用できる。意図的にゴミをばらまいていない実環境で10数回掃除する形でテストをしたが、吸引力に大きな不満を感じることはなかった。
さらに本機では、新機能として「Dirt Detective(ダートディテクティブ)機能」が搭載されている。これは掃除する部屋に自動的に優先順位をつける機能。マンションなどで、複数の部屋をまたいで掃除するときに特に設定しなくても、より汚れているとルンバが判断した部屋を優先的に掃除してくれるというわけだ。
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