大阪万博、子連れには無理ゲーっぽい:NEWS Weekly Top10
大阪・関西万博が開幕した先週。筆者は万博に行きたい。夜のライトアップショーや、世界の料理が食べられる「くら寿司」などが気になっている。だが、開幕初日の報道を見る限り、小学1年生を連れて休日に楽しめそうなイベントではない。
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4月5〜11日大阪・関西万博が開幕した先週。編集部も何人かがメディアデーに取材に訪れた。ランキング2位には「ガンダムパビリオン」の先行体験記事がランクインしている。
うらやましい。仕事とはいえ、話題のイベントに、開幕前から訪問できるのは記者の特権だ。
筆者は万博に行きたい。関西の実家から近いし、夜のライトアップショーや、世界の料理が食べられる「くら寿司」などが気になっている。
行くなら関西の帰省する際に子連れだろう。だが、開幕初日の報道を見る限り、小学1年生を連れて休日に楽しめそうなイベントではない。
初日は、駅から会場までが長蛇の列、会場から帰るのも行列だったという。会場自体も広すぎる(東京ドーム約33個分!)。初訪問の親と小学生が、目的のパビリオンにたどり着けるかすら不安だ。
加えて、見たいパビリオンに入れる保障がない。予約抽選制のパビリオンが多いのだ。
うちの子どもが見たがっているライトアップショーは屋外で行われるのだが、観覧は抽選予約制。くら寿司の予約も2週間前から。祝日や夏休みを狙うと、当選確率はかなり低そうだ。
パビリオン予約は、チケットを予約購入した後でないとできない。そのため「チケットを買ったのに目当てのパビリオンに入れない」というリスクがある。予約なしで入れるパビリオンもあるが、それだけでどれぐらい楽しめるかは不明だ。
ただ会場には、子どもが遊べる無料の遊具があるらしい。規模は大きくないがピカピカで真新しい。
遊具はどこにどれぐらいあるのだろう? 万博の地図を見たが明記されていないようだ。そこで「大阪万博 遊具」でググったところ、大型遊具が多数ヒット! したのだが、よく見たら今回の万博の遊具ではなく、1970年の大阪万博が開かれた万博記念公園(大阪府吹田市)の遊具じゃないか。
“子連れで万博”を楽しむなら、こっちのほうが無難かも……。
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