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気温43度を超えるとエアコンはどうなる? ダイキンに聞いた:知らないと損!?業界最前線(2/2 ページ)
気温40℃を超える“酷暑(こくしょ)”が連日のように全国各地で観測された8月上旬。一方で、JIS規格で定められたエアコン室外機の動作検証は気温43℃まで。気温がそれを超えたら一体どうなるのか?
ダイキンは「自社の46℃対応製品の場合」と断った上で、「室外機の吸込温度が46℃を超えたとしても、冷えにくくなることはありますが、空調機がすぐに停止する可能性は低いです」と話す。「空調機が停止することもありますが、これは故障を防ぐ保護装置が働くためです」。止まったとしても壊れたわけではない。
室外機の対応する気温を超えるとどうなる?
- 冷えにくくなる
- 停止する(保護装置が動作)
「エアコンは、室内の熱を集めて屋外に逃がし、室内の熱を減らすことで部屋を涼しくしています。室外機は屋外に熱を逃がす役割を担っており、より効率的に熱を逃がせる設計になっているため、一般的に高い外気にも対応できるように作られています」(ダイキン工業)。
とはいえ、気温の上昇がエアコンの負荷増大につながることは確か。利用者ができる対策はあるのか。
ダイキンによると、まずは「室外機周辺に障害物を置かないことが大切。これは、ショートサーキットによる室外機周辺の温度上昇を抑えるためです」。
ショートサーキットとは、室外機から吹き出した温風(冷房時)がそのまま吸い込み口に戻ってしまう現象のこと。室外機の負荷は増え、冷却性能の低下につながる。電気代も増える。
この他、室外機と周囲に「日陰をつくる」「打ち水をする」といった工夫も温度上昇を抑える効果が期待できるという。
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