サダタローのゆるっとマンガ劇場
ゲーム難易度の選択は「バランス調整の放棄」なのか? リメイク版「ドラクエVII」体験版を遊んだマンガ家が受け止めたメッセージとは(1/7 ページ)
2000年発売の「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」のリメイクとなる「ドラゴンクエストVII Reimagined(リイマジンド)」(以下、ドラクエVII)が、2月5日に発売されます。1月7日には体験版の配信が始まり、多くのユーザーが楽しんでいるのですが、ここで一つの議論が持ち上がりました。
ドラクエVIIは「ドールルック」と呼ばれる人形のような温かみのある3DCGグラフィックが特徴で、他にも一部のシナリオがカットされるなど、旧作から多くの変更点があります。中でも現在SNSで話題になっているのが、ゲームの難易度設定。本作のゲーム難易度は、敵の強さを始め、敵を倒した時に獲得できる経験値やお金の額まで、ユーザーが事細かに設定できるのです。
この仕様に対し、SNS上で「(スクエニは)ゲームバランス調整を放棄しているのではないか」といった意見が上がりました。さらに、ある投稿をキッカケに「難易度をユーザーが選択できるのはゲームバランスを満足に仕上げられないゲーム制作者の怠慢」なのかという議論も巻き起こっています。他にも実に様々な意見があり、中には「なるほど」と思うものもありつつ、改めて素人ながらゲームバランス調整の難しさを感じています(詳しくはマンガで!)。
ボクは、ゲームの難易度をプレイヤーに委ねたのは、あくまで制作サイドが「どのようにそのゲームを遊んでほしいか」というメッセージだと考えています。今回のドラクエVIIは、マップ上の目的地からバトル中の属性攻撃と相手との相性まで、とにかく親切に教えてくれる印象で、全体を通して新規プレイヤーへの配慮を感じますし、難易度を細かく設定できる機能もその一環だと思います。
思い出とは多少違うものになっているかもしれません。先に発売された「ドラクエIII」や「ドラクエI&II」のゲームバランスに不満を持ったファンの不安もあるでしょう。でも、本作では上級者やコアなプレイヤーも自分好みのゲームバランスに変えられるわけで、少なくとも古参ファンをないがしろにしているわけではありません。
よく言えば伝統的な、悪く言えば「古臭い」ともいえるゲームシステムを未だに踏襲するドラクエシリーズにおいて、新規のプレイヤーが少しでも遊びやすくなるような工夫を加えるのは当然だと思います。少なくともボクは体験版をプレイしてかなり満足しましたし、新規プレイヤーも楽しめるゲームになっていると感じました。製品版が出るのが今から楽しみです。
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漫画家のサダタローさんが、世界初の電脳編集者「リモたん」と一緒に話題のアレコレについてゆる~く語るまんが連載。たぶん週末に掲載します。
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