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売れると困る!? アキバに潜む“人柱”パーツ週末アキバPickUP!(2/4 ページ)

アキバ各ショップに入荷された発売ほやほやの新製品をITmediaアキバ取材班が調査、注目商品をピックアップしていく「週末アキバPick UP!」。今週のキーワードは「人柱パーツ」「CPU対決の軍配はどちらに!?」「PCI接続のRadeon X1300カード」「酷暑とペルチェ」だ!

最後の1Mバイトキャッシュ版と噂されるAthlon 64 X2

1Mバイトの2次キャッシュをデュアルで搭載する3つのAthlon 64 X2。4800+(写真=上)と4400+(写真=左)、4000+(写真=右)

 今週の木曜日、複数のショップにAthlon 64 X2 4400+と同4000+が少数ずつ入荷した模様。Socket AM2対応モデルで、ともに1Mバイトの2次キャッシュを搭載しているのが特徴だ。価格は4400+が5万8000円前後で、4000+が4万円強。

 1Mバイトの2次キャッシュを搭載するAthlon 64 X2は、現在市場に出回っている分で終了するという情報がアキバに流れており、入荷日から駆け込み需要で売れている状況だ。

 Athlon 64 X2 4400+は動作クロックが2.2GHzで、4000+は2.0GHz。TDPは共通で89ワットとなっている。どちらのモデルも注目を集めており、週末には売り切れる可能性が高い。

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 この状況を、パソコンショップ・アークは「Socket AM2関連アイテムで、一番のヒットと言えますね。現在、CPUは全体的に動きが止まっています。今回のようなケースでなければ7月末まで状況は変わらないでしょう」という。

 CPUの売れ行きが鈍いのは、7月末の実施が噂されている価格改定が影響しているようだ。Intel、AMD両陣営ともに大幅な改訂を行う可能性が高く、ユーザーの間では買いびかえが起きている。そのあおりを受けたのが、C1ステップのPentium Dだ。

C1ステップとなった「Pentium D 940」

 Pentium D 940の価格は従来のBステップモデルと変わらない。2次キャッシュは2Mバイト×2で、動作クロックは3.2GHz。もっとも大きな変更点は、Flexible Motherboard(FMB)の値が130ワットから95ワットになっていることだろう。この値をみると従来モデルに比べ消費電力が大幅に下がったことが分かる。

 TSUKUMO eX.は「5月ごろにC1ステップ登場の噂が流れ、多数の問い合わせを頂きました。それから1カ月半ほど経ってようやく登場しましたが、その間にユーザーの熱は冷めてしまったようです。正直あまり売れていません……」と話してくれた。ただしその一方で、C1ステップを熱望するユーザーが、上記の価格改定を待っていると考えるショップも複数ある。

 どちらにせよ、低消費電力版のPentium Dではユーザーの買いびかえモードを打破することはできなかったといえる。今週登場したマイナーチェンジCPU対決はAthlon 64 X2側に軍配が上がったようだ。

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