シャープ、22V型でフルHDパネルの「AQUOS P」
シャープが液晶テレビ“AQUOS”の新製品「AQUOS P」シリーズを発表。業界初となる22V型・26V型のフルHDモデルを用意する。
シャープは10月29日、液晶テレビ“AQUOS”の新製品として業界初となる22V/26V型でのフルHDパネル搭載機種を含む「AQUOS P」シリーズを11月22日より販売開始すると発表した。「LC-32P1-W」(32V型)、「LC-26P1-W」(26V型)、「LC-22P1-W」(22V型)の3製品が発売され、価格はいずれもオープン。実売想定価格はLC-32P1-Wが24万円前後、LC-26P1-Wが20万円前後、LC-22P1-Wが18万円前後。
新製品はいずれもフルHD(1920×1080ピクセル)液晶パネルを搭載。これまで同社のフルHD解像度を持つ液晶テレビでは32V型が最小サイズだったが、新製品の投入でさら小型化が進んだことになる。ちなみに、同社はCEATEC JAPAN 2007にて22V・26V型のフルHD液晶テレビを参考展示しており、PC用キーボードを収納できるスタンドデザインなども新製品はそのまま実装している。
小型・高精細という特徴を活かすため、前述のキーボード収納可能なスタンドデザインのほか、PC表示中にテレビ画面を小窓で表示する2画面機能(小画面のサイズは2段階切り替え可能)、端子・ボタン類の前面集中レイアウトなど、PC接続時の使い勝手を高める機能が用意されている。
インタフェースはHDMI×2(AQUOSファミリンク対応)やD5入力×1などのほか、PC接続用にDVI-DとD-Sub15ピンを1系統ずつ用意。i.LINK(TS)S400も2系統用意されており、カムコーダーなども接続できる。チューナーはCATVパススルー対応の3波対応デジタルチューナーおよびアナログチューナーを搭載。液晶の輝度は400カンデラ/平方メートルで、視野角は上下左右176度。コントラスト比はLC-32P1-Wが2000:1、LC-26P1-Wが1500:1、LC-22P1-Wが1200:1。
テーブルスタンド装着時のサイズは、LC-32P1-Wが803(幅)×279(奥行き)×582(高さ)・18.5キロ、LC-26P1-Wが668(幅)×279(奥行き)×509(高さ)・15.5キロ、LC-22P1-Wが570(幅)×271(奥行き)×448(高さ)・9.7キロ。
関連記事
シャープ AQUOS好調ながら増収減益、「年末は32V型で」
シャープが2007年度9月中間期決算を発表。液晶テレビ「AQUOS」などが好調で売上高は増収となったが、海外工場の立ち上げや太陽電池事業の収益悪化で純利益は前年同期比マイナスに。CEATEC JAPAN 2007:薄型20ミリ/世界最大108V型/最小フルHD――次世代テレビ満載のシャープ
CEATECのシャープブースは、厚さ20ミリの薄型液晶テレビを筆頭に、世界最大108インチAQUOS、業界初の26V・22V型の小型フルハイビジョン液晶テレビなど、次世代のテレビが満載。ヤフーと協業した、テレビでの新ネット利用スタイルも提案。シャープ、カラフルな「AQUOS Dシリーズ」に32V・37V・42V型を追加
シャープは、インテリア志向の液晶テレビ「AQUOS Dシリーズ」に32V型、37V型、42V型の3機種9モデルを追加した。フルハイビジョン解像度のASV液晶パネルに倍速駆動(120Hz)を組み合わせた「パネル性能重視のタイプ」(同社)だ。パーソナル向けに特化した20V型「AQUOS」
シャープはパーソナル向けに特化した20V型液晶テレビ“AQUOS”「LC-20EX3」を発売する。HDMI×2、D-Sub15ピンなど充実したインタフェースのほか、チルト/スイーベル機構も備える。「アナログビデオにさようなら」、シャープがBDレコーダーを発表
シャープがBlu-ray Discレコーダーを発表した。HDDレスで「21世紀のビデオデッキ」を狙うシンプルタイプと、最大1TバイトのHDDを搭載する高機能タイプを用意。(シャープが“次世代液晶テレビ”を公開
シャープは8月22日、「画質」「薄さ」「環境性能」で既存製品を大幅に上回る液晶テレビの試作機を公開した。2010年に予定されている堺工場の稼働に合わせて量産を開始する方針だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.