ニュース
Intel、モバイル省電力CPUの新ブランド「Atom」発表
コードネームで「Silverthorne」「Diamondville」と呼ばれていたプロセッサは「Intel Atom」となり、「Menlow」プラットフォームは「Intel Centrino Atom」になる。
米Intelは3月2日、モバイルインターネットデバイス(MID)やネット対応低価格デバイス向け省電力プロセッサの新たなブランド名「Intel Atom」を発表した。またCPUやチップセットを含むMIDプラットフォームには「Intel Centrino Atom」ブランドを使用する。
Atomプロセッサは「Silverthorne」「Diamondville」というコードネームで呼ばれていたもの。小型・省電力デバイス向けに設計した新しいマイクロアーキテクチャを基盤とし、Core 2 Duoと互換性のある命令セットを使用。マルチスレッドにも対応する。45nm(ナノメートル)プロセスとhigh-k金属ゲート技術で製造され、サイズは25平方ミリ未満とIntelプロセッサの中では最小。熱設計枠(TDP)仕様は0.6~2.5ワットで、消費電力も同社最小という。これに対し、メインストリームのモバイルCore 2 DuoのTDPは35ワット。
Centrino Atomは「Menlow」というコードネームで呼ばれていたもの。Atomプロセッサとグラフィックス統合型の省電力チップセット、ワイヤレスチップを含む。
advertisement
関連記事
- インテル、Silverthorneの概要を紹介
- [WSJ] 「小さなプロセッサ」にかけるIntelの大きな計画
- Silverthorneは「1ワット2GHz駆動」を目指す
- CESで「Menlowマシン」をプチプチしました──東芝編
- CESで「Menlowマシン」をプチプチしました──「韓国」「中国」「台湾」編
- 京を旅するなら「Menlow」をお供に──Intel CEOのCES基調講演
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.