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“最も安全”なセキュリティソフト「G Data インターネットセキュリティ」が軽快動作に検出率99.9%

高いウイルス検出率で知られる「G Data インターネットセキュリティ」の2010年版では、スキャン速度が大幅に高速化され、ユーザーインタフェースも改良されている。

 ジャングルは9月2日、総合セキュリティソフトの最新版「G Data インターネットセキュリティ 2010」を9月18日に発売すると発表した。ラインアップは「1年版/1台用」(3980円)、「1年版/3台用」(4480円)、「1年版/3台用USBメモリ版」(4980円)、「2年版/1台用」(5980円)で、体験版は本日9月2日より公開されている(価格はすべて市場想定価格)。

 G Data インターネットセキュリティは、2つのスキャンエンジンを搭載し、高いウイルス検出率で知られる総合セキュリティソフトの1つで、第3者機関であるAV-Testのウイルス検出率評価でも21カ月連続首位という実績を持つ。最新の2010年度版では、誤検出の低減、スキャン速度の高速化、ユーザーインタフェースの改良などを中心に強化されている。

 まず目を引くのがウイルススキャンのホワイトリスト化だ。これはシステムファイルや主要アプリケーションをホワイトリスト化することで誤検出を防ぐとともに、すでに安全だと検証された対象はスキャンを簡易的に行うというもの。2009年度版から搭載されているフィンガープリンティングスキャン(変化のないファイルはスキャンをスキップする)とあわせて、2回目移行のフルスキャンを大幅に高速化した。同社によれば、2回目移行のスキャンは3倍以上高速化できるという。また、メモリ占有率も従来版に比べて50~70%ほど低減された。

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新しいユーザーインタフェース

 ユーザーインタフェースも大幅に見直されている。例えば、従来版ではメイン画面の左側に機能ごとのタブが並び、各機能はタブを切り替えて呼び出す構成になっていたが、メイン画面上に機能一覧が並ぶ一覧性の高いものに変更された。初心者にとっては、各個別の機能がどのタブから呼び出せるのが分かりづらかったという判断だという。実際、スキャンや定義ファイルの更新など、各個別のアクションを実行するために必要なクリック数も大幅に減っている。また、細かいところではライセンス期間の確認がメイン画面上から行えるようになった。

 このほか、ソフトウェアをインストールしなくてもCD/USBからブートし、UbuntuベースのGUIでスキャンが行えるブートスキャンでは、定義ファイルの更新も行えるようになり(従来はWindowsにインストールされている定義ファイルを参照していた)、Windows以外のOSをインストールしているマシンでも最新のセキュリティチェックが可能になった。

 なお、同社のWebサイトで公開されている無料の体験版は、30日間機能制限なく利用できる。

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