レビュー
「Windows 7」のメール移行、“ここ”に注意 「新PCで行う“実移行作業”」編:OE/Windowsメールユーザーは必見!(1/2 ページ)
Windows 7には「標準メーラー」が付属しない。ただ、無料ソフト「Windows Liveメール」を用意し、メールデータはしっかり移行できる。実際にどう作業するか、新PCで実践していこう。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Outlook Express/Windowsメールユーザー向けのメール移行手順
- [1]旧PCのメール環境を「Windows Liveメール」に移行する(前編で解説)
- [2]「Windows 転送ツール」を準備する(前編で解説)
- [3]「Windows 転送ツール」で旧PCのデータを吸い出す(前編で解説)
- [4]→Windows 7の新PCに「Windows Liveメール」をインストールする
- [5]「Windows 転送ツール」で新PCに復元する
[4]Windows 7の新PCに「Windows Liveメール」をインストールする
旧PCのデータはきちんとバックアップしただろうか(まだであれば、まず「旧PCで行う“事前準備”」編を参照願いたい)。今度は新PCに「Windows Liveメール」をインストールし、実際に新PCで使用できるよう移行作業を進めていこう。
ここでの注意点は、
- バックアップデータの転送(復元)作業は「Windows Liveメールのインストールが済んでから」行う
- インストールしたWindows Liveメールは「まだ起動しない」
の2点だ。ここを誤ると「失敗する(自動復元されないことになる)」ので注意したい。
advertisement
インストール方法は手順[1]と同じだ。Windows Liveのサービスサイトから「Windows Liveおすすめパック」をダウンロードし、このインストールプログラムから「メール(Windows Liveメール)」を選んで新PCにインストールする。ここで、Windows Liveメッセンジャーやフォトギャラリー、Silverlightなど、Windows Liveメール以外に今後使用したいアプリケーションがあれば、ここで一緒にインストールしておいてもよいだろう。最後にもう1度、インストールが済んでも「まだ起動してはならない」ことをお忘れなく。
なお、今回は新PCでも「旧PCで主に使用していたユーザーアカウントを使用する」と想定して話を進めていく。
ポイント
- Windows Liveメールのインストール→バックアップデータの転送(復元)→Windows Liveメールの起動 の順で行う。
- Windows転送ツールは、原則として旧PCのアカウントデータがそのまま移行する仕組みだ。新PCもアカウントが同名であれば、そのままバックアップした各種データや設定が転送される。
- 一方、新PCに旧PCと同じアカウント名が存在しない場合は「旧PCの同名のアカウントを新PCに作成し、そこにバックアップデータを転送する」となる。オプションで、「新PCの現アカウントに、ある1つの別名アカウントのバックアップデータをマージ(統合)する」手段も選べる。
- ともあれ、上記の意味が少し分かりにくいな……と思うユーザーは「新PCでも、主に使うアカウントはあらかじめ旧PCと“同名のアカウント”で初期登録しておく」とするとよいだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.