最後に盛り上げたいGENO工房と、これから盛り上げたい「Windows Home Server PP3」:古田雄介のアキバPickUp!(1/2 ページ)
12月23日、アキバではWindows Home Server PP3のユーザーイベントが実施されていた。その目と鼻の先では、閉店したGENO工房が期間限定で復活。多数の放出品を店内に並べて、「最後のあがきです」と短期集中の盛り上がりをみせていた。
「レジ付近には、GENO工房の最後の意地が凝縮されています」
12月16日に秋葉原の店舗を閉じ、Web販売専用の「GENO Web工房」に移行したGENO工房だが、19日から27日までの限定で「GENO 青空市」を開催し、店内に新品パーツから中古品まで一斉に並べて、多数のユーザーを集めていた。
GENOグループ全体のセールという色合いが濃く、GENO工房では扱わなかった中古パーツやジャンクノートなども多数そろえており、店内スペースの半分以上を占めていたが、レジ付近のショーウィンドウや展示スペースにはRADEON 5800/5900カードやレアなミニノートPCなどの新品が高密度で並べられた。
同店のスタッフは「こういうときに中古品も並べちゃうから『GENO工房は新品を扱うの? 中古のショップなの?』とお客様を混乱させてしまうんですよね……。ただ、今回に関してはとにかくグループでストックしている掘り出し物をご提供することを、店舗のコンセプト以上に重視しています」と、閉店に至った要因と思われる点を顧みつつ、今回のセールの意気込みを語った。
新製品を扱うGENO工房としてプライドは、ショーウィンドウ付近に凝縮している。「RADEON HD 5970カードも含め、かなり安い価格で販売しています。RADEON HD 5850カードあたりの在庫はある程度確保しているので、2枚差しする人にも喜ばれるのではと思っています。人気の新製品をガンガン安く売るGENO工房の最後のあがきといったところですね」とのことだ。
一方で中古品の目玉商品も充実している。特に注目されているのは、3840×2400ドットという超高解像度の液晶パネルを採用したIBMの22.2型ワイドディスプレイ「T221-9503-5M1」だ。3万6999円で売られており、取材当日にはまだ十分な在庫があった。「なかなか出回らないレアなアイテムも状態よくそろっているので、新製品目当ての方もぜひチェックしてみてください」と話す。
ちなみに閉店後にセールを開いたのは、「店舗スペースの賃貸契約が1月5日まで残っているため、そのまま放置しているのが惜しいということで決定したんですよ。セール後のいろいろな処理もあるので、12月28日以降に営業を続けることはないです」という理由から。ただ、こうしたセールが開けたことは多くのスタッフが歓迎しているようで、「閉店した際は、予想以上に女性のお客様から多くの連絡をいただきました。静かな店内でパーツやBTOマシンが探せるとあって、穴場ショップとしてご愛顧してくださった方が多いようです。ありがたいことですよね」としみじみ話してくれた。
最後にセールの意気込みついて、「せっかくだから最後に盛り上げて終わりたいですね。できることならいつかまた戻ってきたいですが、今回のお別れを派手にできればと思っています」と語ってくれた。
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