MSI、日本市場向けの新製品を“スタイリッシュ”に訴求する発表会(1/2 ページ)
エムエスアイコンピュータージャパンは、日本市場向けの新製品として、立体視対応液晶一体型PCやスタイリッシュなNetbookなど、5モデルを発表した。
今回発表された新モデルは、液晶一体型PCの「Wind Top AE2420 3D」と、ゲーミングノートPCの最上位モデル「MSI GT660R」「MSI GX660R」、デザインを重視した大画面スリムノートPCの「MSI FX600」、そして、同じく従来のモデルと一線を画したデザインを訴求するNetbook「MSI U160 DX」の5モデルだ。
すべてのモデルが9月4日の出荷開始を予定している。すでに、3月に行われたCeBIT 2010や6月に行われたCOMPUTEX TAIPEI 2010で、展示されてきたモデルが、ようやく日本市場にも姿を見せることになる。
AMDの立体視技術を導入した液晶一体型PC
WindTop AE2420 3Dは、マルチタッチ対応の23.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載した液晶一体型PCで、解像度1920×1080ドット。アクティブシャッター式の立体視表示が可能だ。立体視表示技術には、NVIDIAの3D VisionではなくAMDの技術を採用している(AMDのRadeonシリーズとiZ3Dの「3D Stereoscopic」の組み合わせ)。なお、立体視の視聴に利用する専用メガネについて、発表会ではMSIの開発と説明があったが、COMPUTEX TAIPEI 2010では、同社と台湾ベンダーのCMO、そしてAMDとの共同開発という説明もなされている。
CPUはCore i5-650(3.2GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.46GHz)、GPUはMobility Radeon HD 5730(グラフィックスメモリは1Gバイト)、メモリはDDR3 4Gバイトを実装する。日本市場向けのモデルでは、USB接続の地上デジタルチューナーユニットも付属する。本体サイズは617.2(幅)×71.95(奥行き)×461.7(高さ)ミリ、重さは12.5キロ。OSは64ビット版 Windows 7 Home Premium。実売予想価格は19万9800円とされている。
GeForce GTX 285MとMobility Radeon HD 5870を選べる
MSI GT660RとMSI GX660Rは、ともに同社のゲーミングノートPC「G」シリーズの最上位モデルとなる。両モデルの仕様はほぼ共通で、GPUだけが、MSI GT660RでGeForce GTX 285M、MSI GX660RでMobility Radeon HD 5870と異なる。液晶ディスプレイのサイズは15.6型ワイドで解像度は1920×1080ドット。
CPUはCore i7-720QM(1.6GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大2.8GHz)、チップセットはIntel PM55 Express。標準構成でメモリを4Gバイト搭載するほか、メモリスロットを3基用意して、最大12Gバイトまで増設可能だ。また、本体に500GバイトのHDDを2基収容して、RAID 0を構成する。さらに、MSIが独自に開発したアクセラレータ機能「TDE+」を実装してCPUとGPUのオーバークロックを自動で行う。
本体に用意するインタフェースには、2基のUSB 3.0やHDMI出力を備えるほか、ゲーミングPCでは必須のギミックといえるイルミネーションも前面両脇、両側面、天面に内蔵する。
ネットワークは、1000BASE-T対応の有線LANとIEEE 802.11 b/g/n対応の無線LAN、そして、Bluetooth ver.2.1+EDRも備える。本体サイズは396(幅)×269(奥行き)×55(高さ)ミリ、重さは3.54キロ。OSは64ビット版Windows 7 Home Premium。実売予想価格はMSI GT660R、MSI GX660Rともに19万8000円とみられる。
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