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ACCESSと渚技研、「i文庫/HD」の普及に向け協業
iPad/iPhone用の人気電子書籍リーダーアプリ「i文庫/HD」を手がける渚技研は、EPUB対応とAndroid版のリリースを視野に入れ、ACCESSとの協業を発表した。
EPUB対応とAndroid版のリリースをマイルストーンに
ACCESSとソフトウェア開発企業の渚技研は9月8日、渚技研が手がけるiPad/iPhone用の電子書籍リーダーアプリ「i文庫/HD」の普及に向けて協業する旨を発表した。
i文庫/HDは、著作権が切れた作品などをインターネット上で無料公開している「青空文庫」のコンテンツなどを予め一定数収録した電子書籍リーダーアプリ。青空文庫にある8000件以上の作品を手軽に読むことができるほか、操作性、文字サイズなどのカスタマイズ性に優れ、日本国内では人気のアプリとなっている。
今回の協業でACCESSは、現在はプレーンテキストとPDFのみをサポートしているi文庫/HDを、米電子出版業界団体International Digital Publishing Forum(IDPF)が業界標準として推進するファイルフォーマット「EPUB」にも対応させるとともに、Android版の開発も手がける。EPUBに対応することで、海外の出版社などに同プラットフォームへの参加を促し、海外市場への展開を図る考えだ。
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