レビュー

最終回 「VAIO P」を使い続けた満足度は?第2世代VAIO P ロードテスト(3/3 ページ)

長かった第2世代「VAIO P」のロードテストもこれでおしまい。これまでたまっていたものを全部はき出すかのように、少しだけ暴走気味に最終回を迎えるのであった。

前のページへ |       

オマケ――ストラップホールが2つほしい!

デジタル一眼のストラップはこんな感じ。VAIO Pも同じようなストラップが取り付けられたら、首からぶら下げられて便利だと思った

 VAIO Pはその小型軽量ボディゆえに、普通のノートPCと違って、きちんとした机のないようなところで、立ったままモバイルグリップスタイルで利用する機会も多かった。そういう状況で気になったのが、落としてしまわないかという不安だ。ネックストラップで首にかけたまま、モバイルグリップスタイルで使えると、安心感と機動力が両立できていい感じだと思っているのだが、なかなか「これは」というストラップが見つからない。

 競馬場などに持ち込んで使ったときは、携帯電話用のごく普通のネックストラップを使ったが、やはり携帯電話と比べればかなり重く大きいものなので、安定性がいまひとつだった。ヒモがきれたり、ジョイントが外れたりして落ちないか、少し心配でもあった。

 また、普通の長さのネックストラップだと短すぎて、ストラップを首にかけたままの状態だと使うことができない。現在は非常にヒモが長く、調節ができるネックストラップを使っているため、首にかけたまま使うことができるが、重さについての不安は残されている。

advertisement

 そこで、デジタル一眼レフカメラのように左右の両方向にストラップホールがあって両側から支えれば、安定性も負担も解決するのではないか、と思うのだがどうだろうか。ストラップホールに関しては独自規格でもいいと思うし、ケンジントンロックなんかを利用しても面白いと思う。


 以上、好き勝手にいわせてもらったが、満足感は非常に高いデバイスだと思う。最近ではやたらとタブレットが流行ではあるが、このボディサイズと軽さで、しっかり打てるハードウェアキーボードを備えていて、しかもフルのWindows 7が十分使えるという点は代用できない魅力だ。現段階でVAIO Pは2010年夏モデルから新作が出ていないが、このコンセプトを継承したモバイル機はぜひともほしいと思っている。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.