激闘! 巨大化したゲーミングノートPC「Alienware M18x」に勝利せよ!!:やっぱりここは特撮モノっぽくいこうか(1/3 ページ)
AlienwareのゲーミングノートPCが巨大化した! 特撮戦隊モノで悪役が繰り出す定番の奥の手か!! 地球はどうなる!!! 敵を知れば危うからず!!!!
ただ、でかくなっただけでないM18x
というわけで、宇宙最強というAlienware軍団に増援された大型のゲーミングノートPC「Alienware M18x」の正体を分析していくのがわれわれの任務だ。
Alienware M18xでなんといっても気になるのが、18.4型ワイドという、現役のAlienware軍で最大の液晶ディスプレイだ。解像度は1920×1080ドットでフルHD対応となる。1920×1080ドットのノートPCとなると、最近平均年齢が上がってきた日本のPCゲーマーから、「標準設定ではフォントがちょっと小さくて」という声も聞こえてくるが、Alienware M18xぐらいのサイズがあれば、四十半ば過ぎの私にも、画面のアイコンにある名前ぐらいは苦もなく識別できた。
Alienware最大の液晶ディスプレイを搭載しただけあって、本体のサイズは436(幅)×322(奥行き)×53~54.2(厚さ)ミリ、重さは最小構成で約5.41キロと巨大化した。「これはもう、ノートPCじゃなくでもいいじゃないか」といわれそうな“でかさ”だが、海外のPCゲーマーに言わせると、「タワー型PCを持ち運ぶことを思えば、まだいいよ」となるそうだ。
オンラインプレイが全盛のPCゲームだが、海外では、友人の自宅に“それぞれのPCを持参して”集まって盛り上がる「LANパーティー」が盛んだという。日本でいうところのDSやPSPなどを持ち寄ってチームプレイ、という状況に近いが、LANパーティーで持参するのは、ハイエンドパーツとそれを冷やす大型のクーラーユニットをゴテゴテッと搭載した「タワー型PC」が主流だったりする。
パフォーマンス最優先なゲーミングPCなので、高クロック動作のCPUを搭載したりハイエンドグラフィックスカードを3枚も4枚も差したり、そういう、やたらと熱が出るパーツを冷やすために大型のクーラーユニットを搭載したりと、どうしてもタワー型PCとなってしまうのはやむを得ないところだが、ノートPCがタワー型PCに匹敵する性能を備えているとなると、LANパーティーに参加するゲーマーとしては「タワー型PCより軽くて助かる」となるらしい。
ゲーミングノートPCだからインタフェースも多種多彩
ノートPCであっても、ゲーミングPCであるからゲームパッドやスティック、そしてチームプレイには欠かせないヘッドセットなどなど、多種多彩な周辺機器を接続して戦うことになるため、本体に搭載するインタフェースも多数必要になる。
幸い、Alienware M18xは、本体サイズに余裕があるおかげで、USBは左右側面に2基ずつ備えるのをはじめとして、映像関連では、HDMI(Ver.1.4a対応)、Mini DisplayPort、アナログRGBそれぞれの出力インタフェースを右側面に並べるほか、左側面にはHDMI(Ver.1.3対応)の入力インタフェースも用意する。そのほかにも、eSATA、ExpressCardスロット(/54対応)、光デジタル音声出力(丸型)、4 in 1カードスロットを搭載している。内蔵の光学ドライブはデザインを重視してスロットインタイプを採用する。評価機材にはBlu-ray Dics再生対応のDVDスーパーマルチコンボドライブが組み込まれていた。
なお、正面と背面にはインタフェースを搭載していない。ここには、「強力な内部冷却」のために設けられた大きな給気口(正面)と排気口(背面)で占められている。
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