見せてもらおうか、東芝製SSDの性能とやらを――「SSDN-3TB」徹底検証:競合機種と比較(3/5 ページ)
アイ・オー・データ機器が販売する「SSDN-3TB」シリーズは、定評のある東芝製ドライブを採用したSATA 6Gbps対応SSDだ。新たにラインアップに加わった240Gバイトモデルの実力を試すッ!
ベンチマークテスト(2) HD Tune PRO 5.00/Benchmark
次は、HD Tune Pro 5.00である。基本性能を見る「Benchmark」のテストでは、ブロックサイズの大きな8Mバイトと小さめの64Kバイトの2通りを、リード/ライトそれぞれ実施した。このテストでもCrystalDiskMarkと同様に、2回目以降のテスト時には初回テスト時に比べて大きく速度が低下することが確認できたため、速度低下後で統一している。
8Mバイトのリードテストは、開始直後のみ大きく落ち込みが見られるが、その後は安定しており、最大/平均転送速度ともに500Mバイト/秒オーバーと、Intel 520とほぼ同等のスコアをマークしている。ただ、インタフェース速度の計測であるBurst Rateの数値が低めな点は少し気になる。アクセスタイムが遅めなのはSandForceコントローラの特徴といえそうだが、Intel 520よりは速い。
64Kバイトリードでも開始直後の落ち込みは見られる。また、一定間隔で転送速度が350Mバイト/秒前後に上がる領域があるが、平均転送速度ではIntel 520に及ばず、Plextor M3Pよりも低く、ここでは最下位に甘んじた。アクセスタイム、BurstRateの傾向は8Mバイトリードと同じである。
8Mバイトのライトテストでは、最大転送速度と最小転送速度の差が大きい。これはSandForceコントローラのIntel 520も同様の傾向だが、最小時の落ち込みが少ないぶんだけ、平均ではそれよりも少し良いスコアとなっている。高めのスコアで安定しているPlextor M3PやSamsungには見劣る結果だ。
ここでもBurstRateは少し低く、アクセスタイムはIntel 520よりも大きい。64KBのライトでは、Samsung 830には大きく離されてはいるものの、それに次ぐスコアを出している。最大最小平均、すべての転送速度でIntel 520を少し上回った。アクセスタイム、BurstRateは8MBライトよりも良くなっている。
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