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Evernoteとの連携に対応した「読取革命 Ver.15」

パナソニックは、日本語と英語に対応した活字OCRアプリケーション「読取革命 Ver.15」を発表した。出荷開始は9月21日から。

読取革命 Ver.15

 「読取革命 Ver.15」は、スキャナーやデジタルカメラで取得した活字を含む画像データからテキストデータを生成するOCRアプリケーションの最新バージョンになる。読み取り精度の向上を図ったほか、スマートフォンなど低解像度のモバイルデバイスでの利用やクラウドサービスとの連携といった機能を加え、さらに、MacOSに対応する機能限定のLite版も標準で付属する。

 読み取り精度の向上では、取り消し線付の文字列やドロップキャップレイアウトでも、テキストデータの抽出が可能になり、認識対象文字では、JIS第二水準漢字が従来の512文字から3388文字に増えた。また、デジタルカメラで撮影した画像を利用する場合、従来手動で行っていた台形補正を自動でできるようになった。

 モバイルデバイスへの対応では、小さなディスプレイでも見やすいレイアウトのPDFを自動で生成する機能を用意したほか、クラウドサービスの「Evernote」との連携機能に対応し、読取革命 Ver.15で生成変換したファイルをEvernoteに保存することが可能になった。

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 また、読取革命 Ver.15では、MacOSに対応した「読取革命Lite for Mac」が標準で付属する。読取革命の一部機能を実装した簡易版で、入力ファイルの形式はJPEGファイルとMacintosh Pictファイルのみ、出力ファイルはテキストファイルとワード(.rtf)ファイルのみに対応するのみ。それ以外で読取革命 Ver.15で用意した機能は一切利用できない。

 パッケージは、製品版とバージョンアップ版があり、製品版の標準価格は1万2800円、バージョンアップ版は6800円となる。なお、バージョンアップの対象になるのは、Ver.1~14、Lite版。また、5ライセンス版(標準価格4万2000円)、10ライセンス版(標準価格7万4550円)、20ライセンス版(標準価格16万125円)も用意する。

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