パラレルス、Windows 8.1とMavericksに対応するMac用仮想化ソフト「Parallels Desktop 9 for Mac」:初回出荷分は5000円で手に入る
パラレルスが仮想化ソフトの最新版「Parallels Desktop 9 for Mac」を発表した。Windows 8.1やMavericksに対応したほか、クラウドストレージとの連携機能を強化。Windows 8への対応もより一層進んだ。
パラレルスは8月29日、Mac OS用の仮想化ソフト「Parallels Desktop」シリーズの最新版となる「Parallels Desktop 9 for Mac」を発表した。アップグレード版は同社Webサイトで販売を開始し、パッケージ版は2013年9月6日に発売する。価格はそれぞれ4900円(税込み、以下同)と7900円。学生や教職員向けのアカデミック版(3900円)も用意し、パッケージ版も初回出荷分の4000本は4900円で販売する。
新バージョンでは、Windows 8.1、Mac OS X 10.9(Mavericks)に対応したほか、iCloud/Dropbox/Google Drive/SkyDriveといったクラウドストレージサービスとの連携を強化した。今までクラウドストレージに同期させたデータは、仮想マシンとMacの両方に複製していたが、新バージョンではエクスプローラ上で専用のフォルダが表示され、簡単に共有できるようになった。
Windows 8への対応もブラッシュアップされており、スタートボタンを配置したり、Windows 8用アプリがデスクトップ上のウィンドウで起動するといった機能を実装。3本指タップの辞書ジェスチャーもWindowsアプリケーションでサポートし、Windowsアプリケーション用のPDFプリンタも用意した。また、マシンがスリープ状態のときにアプリケーションの更新やバックアップ、同期を行うPower Nap機能がWindowsのアプリケーションでも使えるようになった。
このほか、外部ディスプレイのセッション状況をセットアップとして記憶したり、Thunderbolt/FireWireディスクをUSBデバイスのように、MacやWindowsで接続できるようになるといった機能強化も施されている。グラフィックス機能やディスクパフォーマンスも向上し、仮想マシンのシャットダウンやサスペンドが最大20~25%早くなったという。
対応OSはMac OS 10.5.8以降/10.6.7以降/10.7/10.8以降。なお、Switch to Mac Editionの発売は2013年10月以降で、価格も未定となっている。
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