新世代ビジネスPCの最適解──2in1+「光学ドライブ内蔵」で提案するパナソニックの狙い:光学ドライブ内蔵2in1で“世界最軽量”(2/2 ページ)
パナソニックが提案する新2in1 PCは「光学ドライブ内蔵」。流行のスリムPC、タブレットの仕様としては逆行するように思えるが実はここにかなりのニーズがある。なぜ「光学ドライブ内蔵」か、その実現にどんな技術を取り入れたかを説明した。
分解モデルも公開、もちろん「踏んでも大丈夫」/実は「WiMAXも内蔵」+直販は「LTE内蔵」も可能
Let'snoteは業務導入例が多いシリーズのため、従来よりモバイルデータ通信モジュールの内蔵化には積極的だったのだが、Let'snote MX3は802.11a/b/g/n/ac対応無線LANモジュールに加え、WiMAXも“内蔵”する。こちらは近年PC内蔵としての採用例がほとんどなくなってしまった下り最大40Mbpsの(第一世代)WiMAXだが、最大速度はともかく、機器追加オプションや起動後すぐ(接続作業なし)にインターネットにつながる仕組みなど、PC内蔵ならではの利便性は最新世代のWiMAX 2+より優れる部分は多い。
さらに、直販サイトPanasonic Store(旧マイレッツ倶楽部)のカスタマイズ対応モデルにはNTTドコモのXi(LTE)対応モジュール内蔵モデルも用意する。SIMカード(Microサイズ)は着脱バッテリーを外すと表れる。店頭/標準モデルはWiMAX、LTE(ドコモのXi/FOMAネットワークでのデータ通信)を望むなら直販モデルを選択するイメージだ。この「選択肢を削がない」点はモバイルデータ通信機能を必須とする層に向けたビジネスPCとして高く評価したい。
業務シーンへの導入において、2014年4月の「Windows XPサポート終了」と「消費増税」は大きな課題。Windowsについては、カスタマイズ可能な直販モデルはもちろん店頭モデルにもWindows 8.1 Proのダウングレード権を利用Windows 7 Professionalプリインストール構成を選択できる点が安心できる。タッチ操作部分を中心にWindows 8.1で最適化された機能が存在するため、タブレットスタイルでの使い勝手に違いはあると想定するが、ともあれゆくゆくは8.1にするが、ひとまず当面はWindows 7環境としたいと考える多くのビジネスユーザーを考慮した。
なお、Lets'note MXシリーズを2週間借りられる「Let'snote MXシリーズお試しキャンペーン」も実施する。導入を検討する企業100社(名)を対象に1回あたり100台が抽選で借りられる。新PC導入を検討するユーザーはこれのキャンペーンを有効に活用し、導入マシンの選定を行うとよさそうだ。応募期間は2014年1月15日から2月3日、貸出期間は2014年2月22日~3月9日。応募は「http://panasonic.jp/pc/topics/14s/」から。
「タフ」の性能も従来のLet'snoteシリーズと同様。面加圧100キロ/76センチ落下に耐える性能を持ち、同シリーズの発表会ではおなじみとなった「踏んじゃう」デモンストレーションもこれまで通り行われた。
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