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Microsoft、Androidベースの「Nokia X2」を99ユーロで発売へ

MicrosoftがAndroidフォークOSを搭載する新興国市場向けスマートフォン「Nokia X2」を発表した。先代同様にBingやSkype、HERE Mapsなどの自社サービスを搭載し、ブラウザはOperaになっている。

 米Microsoft傘下のMicrosoft Mobile Oyは6月24日(現地時間)、AndroidフォークのOS「Nokia X software platform」を搭載するスマートフォン「Nokia X2」を発表した。7月に主に新興国市場向けに発売する。価格は99ユーロ(約1万4000円)。


Nokia X2

 フィンランドNokiaがMicrosoftによる端末部門の買収完了前に発表した「Nokia X」の後継機種に当たる。

 先代と同様に、Androidアプリをインストールできるものの、プリセットされているサービスにGoogle製のものはない。検索はBing、マップはHERE Maps、メールはOutlook.com、メッセージングはSkypeで、MicrosoftのクラウドストレージOneDriveの15Gバイトが無料で利用できる。WebブラウザはOperaで、Facebook、Twitter、WeChat、LINE、Sina Weiboなどのサードパーティー製コミュニケーションアプリがプリインストールされている。

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 ディスプレイが4.3型に、メモリが1Gバイトになり、フロントカメラが追加されるなど、先代よりスペックが少しずつ上がっている。フロントカメラが付いたことで、Skypeのビデオチャットが利用できるようになった。また、新興国市場で需要の高いデュアルSIM仕様だ。色はNokiaらしい緑、オレンジ、黄、白、黒の5色。LTEには対応しない。


「Nokia X2」の主な仕様
機種名 Nokia X2
OS Nokia X software platform 2.0
ディスプレイ 4.3インチ WVGA(800×480、217ppi)
CPU Qualcomm Snapdragon 200(1.2GHzデュアルコア)
RAM 1Gバイト
ストレージ 4バイト(OneDriveの15Gバイトを利用可能)
外部メモリ microSD(最大32Gバイト)
メインカメラ 500万画素
インカメラ 30万画素
サイズ 121.7×68.3×11.1ミリ
重さ 150グラム
バッテリー容量 1800mAh(無線充電対応)
ネットワーク WCDMA/GSM

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