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Samsung、3次元NAND採用で10年保証の「SSD 850 PRO」を発表さらに進化するSATA 6Gbps SSD(2/2 ページ)

Samsung Electronicsは、韓国ソウルでSSDのプレスイベント「2014 Samsung SSD Global Summit」を開催。コンシューマー向けSSDでは世界で初めて3次元構造のNANDフラッシュメモリを採用する「Samsung SSD 850 PRO」を発表した。

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ハイパフォーマンスに加えて、信頼性の高さ、省電力性もアピール

Samsung SSD 850シリーズの製品発表を行なったブランド製品マーケティング部アメリカ&アフリカ地域マネージャーのDoh Young Jeong氏

 Samsung SSD 850 PROの製品発表で登壇したDoh Young Jeong氏は、その特徴として、究極の性能、耐久性と信頼性、電力効率のよさの3つを挙げた。

 性能面については、Serial ATA 6Gbps SSDとして最速クラスのシーケンシャルリード/ライト性能と同時にクライアントPCで即戦力となるQD1から、サーバで真価を発揮するQD32まで、キューデプス(Queue Depth)に関わらず優れたランダムリード/ライト性能を備えていることを強調し、それはPCMark 7、PCMark Vantageといったベンチマークテストの結果でも裏付けられていると紹介した。

 耐久性、および信頼性については、3D V-NANDの高い耐久性を紹介し、製品として従来のSamsung 840 PROシリーズの2倍となる10年もの保証期間、そして総書き込み可能容量を示すTBW(Total Bytes Written)も従来の73TBWから150TBWと2倍以上に向上していることを力説し、さらに実際に社内で行なっている耐久テストの途中経過を公開した。

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 また、Samsung SSD 850 PROはアイドル時、動作時ともに消費電力が低く、一般ユーザー、プロフェッショナルユーザーどちらにも省電力メリットがあるとアピールした。

 発売時期については、7月21日から順次世界各国で販売される。日本ではITGマーケティングが7月下旬から8月上旬に発売の見込みだ。参考価格(USドルベース)は、128Gバイトで129.99ドル、256Gバイトで199.99ドル、512Gバイトで399.99ドル、1Tバイトで699.99ドル。

SamsungのSSDは世界53カ国へ広く出荷されている(写真=左)。SamsungのブランドSSDは、これまでに1200万台の出荷を達成した(写真=右)。リテール向けのみの出荷台数で、OEM向けのSSDは含まれていない数字だという
Samsungは業界のリーディングカンパニーとしてこれまで取り組んできたことに、技術リーダーシップ、SSDの認知度を上げるための啓蒙活動、デザイン、ユーザー本位のソリューション提供を挙げた(写真=左)。技術リーダーシップにおける実績。NANDフラッシュ、コントローラ、ファームウェアまで一貫して製造できる垂直統合モデルという強みを生かし、TLC NAND、PCIe/NVMeなどをいち早く導入してきた(画像=右)
Doh Young Jeong氏は、デザインへの注力も強調した(写真=左)。デザインはSamsungの哲学であり、部品であろうとなかろうとデザインがユーザー体験に寄与するという信念のもと、カバー素材へのこだわり、ブランドアイデンティティの確立、ダイヤモンドカットデザインをいち早く導入したことなどを紹介した。Samsungが2011年末にSamsun SSD 830の販売を開始してからSSD市場が急激に成長していること、その後もSamsungの新製品リリースが市場成長のトリガーとなっていると自画自賛した(写真=右)
先代に相当するSamsung SSD 840 PROとSamsung SSD 850 PROの比較(写真=左)。850 PROのMEXコントローラは840 EVOに搭載されているものと同じだ。1GバイトのDRAMキャッシュを搭載するのは1Tバイトモデルで、128Gバイト/256Gバイト/512Gバイトモデルのキャッシュ容量は840 PROと850 PROで同一。Samsung SSD 850 PROの特徴として、究極の性能、耐久性と信頼性、効率的な電力管理の3つを挙げた(写真=右)
Samsung SSD 840 PROとSamsung SSD 850 PROのシーケンシャルリード/ライトのパフォーマンス比較(写真=左)。あらゆるキューデプスで業界トップのランダムアクセス性能を持つ(写真=右)
PCMark 7のスコア比較(写真=左)。各容量帯でおよそ10%のスコアアップが見られる。PCMark VantageではPCMark 7ほど顕著ではないが、各容量帯とも確実なスコアアップを果たしている(写真=右)
耐久性テストの様子を紹介(写真=左)。データを常に書き込み続けている。Samsung SSD 850 PROはこれまでに1.3Pバイト(1320Tバイト)を書き込んでいるが、テストはまだ現在進行中だ(写真=右)。ちなみに、先代のSamsung SSD 840 PROでは3Pバイト(3000Tバイト)の書き込みが可能だった
展示会場に展示されていた耐久テストのデモ機(写真=左)。動作時消費電力の比較(写真=右)。256Gバイトモデルでは38%も削減しているという
デバイススリープ時の消費電力は、10ミリワットから2ミリワットに削減された(写真=左)。IntelのUltrabookで理想とされている基準を満たす。ユーティリティソフトの「Magician」に搭載されている「RAPID」モードも2.0へとアップデートした(写真=右)。最大使用メモリが1Gバイトから、搭載容量の25%になり、標準的なメモリ8Gバイトのシステムなら従来の2倍の容量が使える。これに伴いレスポンスは従来比で1.8倍に向上するという
Samsung SSD 850 PROは、7月21日から順次世界各国で販売される(写真=左)。参考価格(USドルベース)は、128Gバイトで129.99ドルから。Samsung SSD 850 PROは、総書き込み可能容量が150TBW(写真=右)。コンシューマー向けSSDとしては異例の10年間メーカー保証が添付される
Samsung SSD 850 PROの主な仕様
容量 128Gバイト 256Gバイト 512Gバイト 1Tバイト (1024Gバイト)
コントローラ Samsung 3-core MEX Controller
NAND Samsung 32layer 3D V-NAND
キャッシュ LPDDR2 256Mバイト LPDDR2 512Mバイト LPDDR2 1Gバイト
シーケンシャルリード(MB/s) 550
シーケンシャルライト(MB/s) 470 520
4K、QD1ランダムリード(IOPS) 10000
4K、QD1ランダムライト(IOPS) 36000
4K、QD32ランダムリード(IOPS) 100000
4K、QD32ランダムライト(IOPS) 90000
セキュリティ AES 256ビット FDE、TCG/Opal V2.0(IEEE1667)
アイドル時消費電力 最大0.4ワット/2ミリワット(デバイススリープ時)
動作時消費電力 3.3ワット(リード時平均)/3ワット(ライト時平均)※いずれも1Tバイトモデルの数値
TBW 150TBW
保証期間 5年間
重量 最大66グラム
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