軽く薄くなってSIMロックフリーも──「LaVie Tab S」:2014年タブレット秋冬モデル
Androidタブレット「LaVie Tab S」が携帯しやすい8型ディスプレイ搭載モデルに集約。上位構成ではSIMロックフリーに対応してMVMOの格安LTEが利用できる。
ユーザーの志向に合わせて8型に集約
NECパーソナルコンピュータは、10月15日に8型ディスプレイ搭載Androidタブレットの「LaVie Tab S」の新モデルを発表した。ラインアップは上位構成の「TS708/T1」と下位構成の「TS508/T1」の2モデル。税別の実売予想価格はTS708/T1が3万9800円前後、TS508/T1が2万2800円前後になる見込み。出荷開始はTS708/T1が12月下旬、TS508/T1が11月下旬から12月上旬になる予定だ。
OSにAndroidを導入するLaVie Tab Sのラインアップはこれまで、10.1型ディスプレイ搭載モデルと7型ディスプレイ搭載モデルの高性能重視ラインと8型ディスプレイ搭載ながら価格を抑えたラインの3系列を用意していた。2014年秋冬モデルでは、8型ディスプレイ搭載モデルの集約して性能と携帯利用のしやすさを重視することになった。
携帯利用のしやすさでは、ボディサイズを209.8(幅)×123.8(高さ)×7.9(奥行き)ミリ、重さをTS708/T1で約310グラム、TS508/T1で約305グラムと、従来の8型ディスプレイ搭載モデルから薄く軽くしただけでなく、TS708/T1では、SIMロックフリーのMicro SIMスロットを用意してMVMOが用意するLTEや3Gによるデータ通信が利用できるようになった。LTEで利用できるバンドは1(2.1GHz帯)/3(1.8GHz帯)/8(900MHz帯)/19(800MHz帯)、3Gで利用できる帯域は900MHz帯と2100MHz帯になる。
これ以外のシステム構成はTS708/T1とTS508/T1で共通する。OSはAndroid 4.4を導入。CPUはAtom Z3745(1.33GHz/最大1.86GHz、4コア4スレッド、SDP2ワット)で、システムメモリはLPDDR3を2Gバイト、データストレージは16Gバイトのフラッシュメモリを用意する。8型ディスプレイの解像度は1920×1200ピクセルで10点同時対応のタッチパネルとIPSパネルを組み込んでいる。
本体搭載のインタフェースはMicro USBとmicroSDメモリーカードスロット(microSDXC、microSDHC対応)を用意するほか、GPS、加速度センサ、近接センサを内蔵する。無線接続では、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0が利用できる。
標準で付属するアプリでは、従来と同じく2160円分のイーブック電子書籍図書券が利用できる「ebiReader」やNECのPCと連携して録画番組を転送して視聴できる「外でもVIDEOワイヤレス」などのほかに、新しく旅行ガイドブック「ことりっぷ」やナビゲーション「NAVITAIME」などが加わった。さらに、オプションでは専用のスタンド兼用カバー&液晶保護フィルムも用意する。
LaVie Tab S店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
LaVie Tab S | TS708/T1W (1色) | タブレット | プラットフォーム変更 | Atom Z3745 (1.33GHz/最大1.86GHz) | 2GB (LPDDR3) | 16GB フラッシュ | Android 4.4 | 3万9800円前後 |
TS508/T1W (1色) | タブレット | プラットフォーム変更 | Atom Z3745 (1.33GHz/最大1.86GHz) | 2GB (LPDDR3) | 16GB フラッシュ | Android 4.4 | 3万2800円前後 | |
LaVie Tab S店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | バッテリー動作時間(JEITA 2.0) | 無線通信 | GPU | TV/オフィス | 重量 |
LaVie Tab S | TS708/T1W (1色) | 8型ワイド (IPS/タッチパネル) | 1920×1200 | 約5.4時間 | 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0、WWAN | CPU統合(Intel HD Graphics) | ─ / ─ | 約310グラム |
TS508/T1W (1色) | 8型ワイド (IPS/タッチパネル) | 1920×1200 | 約10.3時間 | 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0 | CPU統合(Intel HD Graphics) | ─ / ─ | 約305グラム |
関連記事
Core M搭載11.6型2in1が新加入、SIMロックフリーなAndroidタブレットも――NEC「VALUESTAR」「LaVie」秋冬モデルの見どころ
モバイルラインアップ重視の秋冬モデルでは“分離式”2in1ノートPCやSIMロックフリー対応8型Androidタブレットが登場。従来シリーズも基本性能を強化した。Office一新、基本スペックも強化――「LaVie Z/L/S/E」
NECは2014年秋冬モデルとして、13.3型と15.6型のノートPCを刷新。CPUなど基本スペックを強化したほか、新Officeを採用した。最新のCore Mを搭載したデタッチャブルな2in1──「LaVie U」
LaVieシリーズの2in1は、本体とキーボードが分離するタイプで登場。最新のCore Mとキーピッチとストロークを十分確保したキーボードが特徴だ。軽く薄くなってSIMロックフリーも──「LaVie Tab S」
Androidタブレット「LaVie Tab S」が携帯しやすい8型ディスプレイ搭載モデルに集約。上位構成ではSIMロックフリーに対応してMVMOの格安LTEが利用できる。新Office搭載のデスクトップ、CPU強化のモデルも――「VALUESTAR N/S/L」
NECの液晶一体型デスクトップPC「VALUESTAR N」と「VALUESTAR S」、セパレート型デスクトップPC「VALUESTAR L」に2014年秋冬モデルが登場。いずれも新Officeを搭載し、モデルによってはCPUを強化している。Windows 8.1 Update導入にヤマハ共同開発の音響技術──NEC「LaVie/VALUESTAR」新モデル
NECが2014年夏商戦モデルを発表。全モデルのOSを最新のWindows 8.1 Updateにしたほか、バリュークラスの薄型ボディ採用、CPUの強化などを施している。今度はHaswell Refreshをいち早く──「NEC VALUESTAR L」
2013年秋冬モデル以来の新モデル投入となったセパレートデスクトップPCは、インテル最新のCPUを載せて戻ってきた。基本性能を強化したフォトフレームデザインの液晶一体型PC――「VALUESTAR S/N」
NECの液晶一体型デスクトップPC「VALUESTAR S」と「VALUESTAR N」は、省スペースなフォトフレームデザインを引き継ぎつつ、基本性能やオーディオ機能を強化した。CPUの強化にソフトウェアDSP導入と地道な性能強化──「LaVie Z/L/S/E」
2014年夏モデルで登場したNECのノートPC製品は、OSをWindows 8.1 Updateに変更して、マウスとキーボードでの操作もいっそう使いやすくなっている。キーボードがより使いやすく打ちやすく──「LaVie Tab W」
NECパーソナルコンピュータは、「LaVie Tab W」の新モデルを発表。付属するキーボードユニットは、キーピッチ、キーストロークともに打ちやすさを重視している。初中級者を手厚くサポート──「NEC LaVie Tab E」
NECパーソナルコンピュータは、5月14日にAnroidタブレットの新製品として「LaVie Tab E TE508/S1」と「LaVie Tab E TE510/S1」を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.