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Windows 10へアップグレードする前にやるべきこと――バックアップと復元をやさしく解説安全な移行のために(3/6 ページ)

Windoows 7とWindows 8.1のバックアップおよび復元の手順を具体的に解説。バックアップ先にNASを使った方法も紹介。

Windows 8.1でバックアップ

 Windows 8.1の場合も基本的にはWindows 7と同じだが、コントロールパネル内の位置や名称など、微妙に変更されている部分も多い。一番の変更点はCD-RやDVD-Rのような光学メディアで作成したシステム修復ディスクがUSBフラッシュメモリの回復ドライブに置き換えられたことだ。内蔵ドライブにSSDのみを採用したゼロスピンドルモデルのノートPCが増えている状況を考慮してのことだろう。

コントロールパネルの「システムとセキュリティ」カテゴリから「ファイル履歴でファイルのバックアップコピーを保存」を選択
システムイメージバックアップを選択
「ネットワークの場所上」にチェックを入れ、「選択...」をクリック
ASUSTOR NAS上の保存場所、ユーザーID、パスワードを指定。ユーザーIDには明示的にドメインを指定する必要がある。Active Directoryを使っていないのであれば「ASUSTOR NASのホスト名\ユーザーID」となる
次へをクリック
バックアップの対象となるのは全ディスク
コントロールパネルの表示をカテゴリ表示からアイコン表示に変更
回復を選択
回復ドライブの作成を選択
回復ドライブに回復パーティションを含めるかどうかを選択
回復パーティションを含めない場合は512MB以上、含める場合は16GB以上(環境に依存)の容量が必要となる
ドライブの内容はすべて削除される

 システムバックアップから復元した場合、バックアップした時点からシステムに加えられた変更は失われる。例えば、Windows Updateで適用したセキュリティパッチ、インストールしたプログラム、更新したドライバ、プログラムの設定情報などがこれにあたる。ただし、これらについてはインストールし直しや、Windows Updateの再適用などで現状復帰が可能なことが多い。

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