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もしも漫画家がNASを使ったら――効率的に在宅アシスタントさんとデータをやりとりしたい!(前編)ASUSTOR NASで解決! 第1回(2/2 ページ)

ASUSTOR NASでできることはたくさんあります。その中には、あなたが困っていることを解決してくれるものがあるかもしれません。

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ASUSTOR IDを取得してクラウド設定をする

 次に「クラウド接続」タブを開きます。「クラウド接続」は外部からASUSTOR NASを利用する際に、IPアドレスやホスト名でアクセスするのではなく、ASUSTOR IDで利用できるようにするものです。

 ASUSTOR IDはASUSTOR NAS初回インストール時のウィザードで取得できるようになっています。しかし、そのときに「後で登録する」を選んでしまった人は、設定>登録から登録を行うことができます。ASUSTOR ISの登録はApp Centralからのアプリダウンロードにも必要ですので、まだ登録していなかった人はこの機会に登録しておきましょう。

設定>簡単アクセスを選択したときにASUSTOR ID未登録だと「クラウド接続(Cloud Connect)」が利用できない
初回インストール時にASUSTOR IDを取得するプロセスが表示される。ここで登録しなかった場合も後から登録可能
ASUSTOR ID未登録の場合は、設定>登録から登録できる。未登録の場合は「これは私の初めてのASUSTOR製品であるため、ASUSTOR IDを持っていません」にチェックを入れて「次へ」をクリック
名前、メールアドレス、パスワードなどを入力すれば登録は完了
製品登録が「登録済み」になれば「簡単アクセス」も利用可能になる

 さて、ASUSTOR IDが登録済みであれば「クラウド接続」が利用可能ですので、設定>簡単アクセスの「クラウド接続」タブにある、「クラウド接続を有効にする」にチェックを入れて「適用」をクリックします。ここで自分のASUSTOR NASを外部からアクセスする際に指定するクラウドIDを登録します。これはASUSTOR IDとは別のものになります。

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「クラウド接続を有効にする」にチェックを入れて「適用」をクリック
クラウドIDを入力
識別子となるので、他のASUSTOR NASのクラウド接続を利用している人と重複するものは受け付けられない
クラウド接続の設定完了。ここに表示されているURLにアクセスすればインターネット経由で利用可能
EZ-Routerの画面を開くとポートフォワーディングの欄に「ADM Web service」が追加されている

 これで自宅のASUSTOR NASに外部からアクセスできるようになりました。後編では、実際の運用にあたってグループやユーザーごとにアクセス権限を設定し、仕事で安全にデータを扱うための具体的な管理方法を紹介していきましょう。

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