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いつでもWindows 10に無償アップグレードできる環境を構築する――リストア編無償アップグレード期限は目前(2/2 ページ)

いつでもWindows 10に戻ってきてください。

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データのバックアップもお忘れなく

 これでいつでもOSをリストアできる環境が整ったわけだが、ここでもう一つ、データのバックアップもやっておこう。ディスクを丸ごとリストアすると、すべてのデータやドキュメントもそのバックアップを取得した時点に戻ってしまう。データはこまめにバックアップを取っておき、ディスク全体をリストアしたときも最新のものを書き戻すことができるようにしておく。

 ASUSTORから提供されているBackup Planは、ASUSTOR NASやクラウドストレージに定期的にバックアップを取ったり、同期することができるツールだ。システムに重要な変更があったときのためのイメージバックアップに加え、日々のデータ更新のためのファイルバックアップを行うことで、より柔軟で堅牢な運用が可能になる。すでにWindows 10への移行を済ませている人も、この機会にバックアップを見直してみてはいかがだろうか。

Backup PlanはASUTORのダウンロードセンター()からダウンロードできる
「作成」にカーソルを合わせると保存先の一覧が出てくるのでAsustor NASを選択
まずはバックアップ計画名を設定
Asustor NASを選択すると自動的にネットワークをスキャンする
NASのユーザーID/パスワードを入力
バックアップ方法は1回のみ、同期(リアルタイム)、スケジュールの3種類から選択
ミッションモードはなんらかの理由によってバックアップに失敗した際にリトライする
バックアップするフォルダの選択。Documents、Music、Videos、Picturesだけでなく、C:\Users\[ユーザー名]以下あたりは必要となるだろう。デスクトップもこの下にある
除外するファイルタイプ/拡張子の指定。バックアップや作業用の一時ファイル、キャッシュファイルなどは除外したほうがよいだろう
保存先の共有フォルダを指定する。バックアップはここで指定したフォルダ以下に[コンピュータ名]@[ボリューム名]でフォルダが作成され、その下にディレクトリ構成ごと保存される。リストアの場合はBackup Planの復元機能よりも、エクスプローラーなどで直接ファイルを書き戻す方が柔軟な操作が可能だ

 以上、ASUSTOR NASを使って、7月29日に迫ったWindows 10無償アップグレード期限を乗り越える方法を紹介した。Windows 10へのアップグレードをためらっている人は、とりあえず先にいつでもWindows 10が使える環境を構築してみてはいかがだろうか。

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