薄くてスタイリッシュ! Ryzen搭載ノートPC「ideapad 720S」(AMDモデル)を試す(外観編)(2/2 ページ)
AMDの「Ryzen Mobile APU(CPU+GPU)」を搭載するノートPCが登場し始めた。今回は、その低消費電力性を生かしたレノボ・ジャパンのノートPC「ideapad 720S(AMDモデル)」の外観をレビューする。
Intelモデルとの違いは「GPU」と「ポート」にあり
ここまで紹介してきた主な特徴は、720Sの13.3型Intelプロセッサモデルと基本的には共通。では、AMDモデルとIntelモデルの違いはどこにあるのか。
1つは「GPU」にある。Intelモデルではプロセッサに統合された「Intel UHD Graphics 620」を搭載している。それに対し、AMDモデルは先述の通りAPUにRadeon VegaのGPUコアが統合されている。今回レビューしているモデルが搭載するRyzen 7 2700Uは「Radeon Vega 10」、下位構成モデルが搭載する「Ryzen 5 2500U」は「Radeon Vega 8」をそれぞれ備えている。本体単体でより高速なGPU処理を期待したいならAMDモデルが有利だ。
もう1つは「ポート」にある。720Sの13.3型モデルは、左側面にUSB Type-C端子×2とUSB 3.0(Type A)端子を備え、右側面にUSB 3.0端子とイヤフォン端子を備える。USB Type-C端子はいずれもUSB Power Delivery(USB PD)対応で、電源供給もこの端子で行う。
……と書くと、AMDモデルとIntelモデルの違いが分からないが、実はUSB Type-C端子の仕様に以下の通り違いがある。
- AMDモデル:USB 3.0 Type-C+USB 3.0 Type-C
- Intelモデル:Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C+USB 3.0 Type-C
IntelモデルはThunderbolt 3端子を備えている。そのため、USB 3.1/3.0の伝送速度よりもさらに高速なストレージや外部GPUを接続することもできる。外部接続できる周辺機器のバリエーションを重視するならIntelモデルが有利ということになる。
AMDモデルの左側面。USB Type-C端子は2つともUSB Power Delivery(USB PD)対応で、USB 3.0(USB 3.1 Generation 1)仕様で、うち1つはDisplayPort出力を兼ねる
ここまで、ideapad 720S(AMDモデル)の外観をチェックしてきた。薄くてそこそこ軽く、しかも高速なGPUを積んでいるとなれば、かなり魅力的な選択肢だ。
しかし、パフォーマンスは使ってみないと分からない。次回は実際に使ってみた上での所感をまとめる。
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