セキュリティ強化+UEFI BIOS刷新 「ThinkPad X」「ThinkPad T」2019年モデルが一挙登場:MWC19 Barcelona(2/2 ページ)
ThinkPadの主力モデル「ThinkPad T」「ThinkPad X」両シリーズに、2019年モデルが登場。全モデルで「顔認証」と「カメラぶた」が両立できるようになった他、多くのモデルで電子プライバシーフィルターを搭載可能に。UEFI BIOSもユーザーインタフェースを刷新し使いやすくなった。【訂正】
ThinkPad T490
ThinkPad T490は14型ディスプレイを搭載するパフォーマンスノートで、「ThinkPad T480」の後継に相当する。販売価格は999ドル(約11万円)から。
ボディーサイズは311.9(幅)×217(高さ)×16.5(厚さ)mmで、幅と高さこそ先代より少し増したが、厚みはわずかに削減している。最軽量構成の重量は1.46kgとなる。
【訂正:2月28日11時10分】初出時、ThinkPad T490の最軽量構成重量を1.22kgとしていましたが、正しくは1.46kgです。おわびして訂正いたします
プロセッサはCore-i5 8265UまたはCore-i7 8565Uを選択可能。外部GPUとして「NVIDIA GeForce MX250」(ビデオメモリ2GB)を搭載する構成も用意している。
ディスプレイは以下のいずれかを選択できる。WQHD(2560×1440ピクセル)液晶については、Dolby Vision規格のHDRコンテンツに対応している他、Adobe RGBの色域を100%カバーしている。
- HD(1366×768ピクセル)液晶、220nits
- フルHD IPS液晶、250nits
- フルHD IPS液晶、タッチ対応、300nits
- フルHD IPS液晶、PrivacyGuard搭載、400nits(後日追加)
- フルHD IPS液晶、低電力、400nits
- WQHD IPS液晶、HDR対応、500nits
メインメモリはオンボード+SO-DIMMスロット(DDR4-2400)という構成で、最大48GBまで搭載できる(カスタマイズ構成では最大32GBまで)。SSDは最大1TB(PCI Express接続)を搭載できる。必要に応じてLTEモジュールも追加できる。バッテリー容量は50Whで、最長16時間稼働する(低電力液晶搭載構成の場合、MobileMark 2014での計測値)。
本体の左側面には、USB 3.0 Type-C端子、Thunderbolt 3端子、ドッキング端子、USB 3.0 Type-A端子、HDMI出力端子、イヤフォンマイク端子とmicroSDXCメモリーカードスロットを備える。USB 3.0 Type-C端子とThunderbolt 3端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPort出力にも対応している。
右側面にはスマートカードスロット(構成による)、USB 3.0 Type-A端子(Always-On対応)とGigabit Ethernet端子を備える。背面にはSIMスロットを用意している(構成による)。
ThinkPad T490s
ThinkPad T490sは14型ディスプレイを搭載するスリムなパフォーマンスノートPCで、「ThinkPad T480s」の後継に相当する。販売価格は1279ドル(約14万円)から。
ディスプレイは以下のいずれかを選択できる。WQHD液晶については、Dolby Vision規格のHDRコンテンツに対応している他、Adobe RGBの色域を100%カバーしている。
- フルHD IPS液晶、250nits
- フルHD IPS液晶、タッチ対応、300nits
- フルHD IPS液晶、PrivacyGuard搭載、400nits(後日追加)
- フルHD IPS液晶、低電力、400nits
- WQHD IPS液晶、HDR対応、500nits
ボディーカラーはブラックに加えてシルバーも用意。シルバーは天板にアルミニウム素材を採用している。サイズはカラーと搭載するディスプレイによって以下の通り異なる(米国における製品情報に沿って記載、以下同)。
- ブラック(WQHD液晶と低電力液晶):329(幅)×225.8(高さ)×16.1(奥行き)mm
- ブラック(その他の液晶):328.8(幅)×225.8(高さ)×16.1(奥行き)mm
- シルバー(全構成):329.15(幅)×226.45(高さ)×17.2(奥行き)mm
最軽量構成の重量も、カラーとディスプレイによって以下の通り異なる。
- ブラック(フルHDタッチ液晶):1.35kg
- ブラック(その他の液晶):1.27kg
- シルバー(全構成):1.49kg
メインメモリはオンボード実装(DDR4-2400)で、最大32GBまで選択可能。SSDは最大1TB(PCI Express接続)を搭載できる。必要に応じてLTEモジュールも追加できる。バッテリー容量は50Whで、最長16時間稼働する(低電力液晶搭載構成の場合、MobileMark 2014での計測値)。
本体の左側面には、USB 3.0 Type-C端子、Thunderbolt 3端子、ドッキング端子、USB 3.0 Type-A端子、HDMI出力端子、イヤフォンマイク端子とmicroSDXCメモリーカードスロットを備える。USB 3.0 Type-C端子とThunderbolt 3端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPort出力にも対応している。ドッキング端子はアダプター(別売)を接続することでGigabit Ethernet端子として利用することもできる。
右側面にはスマートカードスロット(構成による)、USB 3.0 Type-A端子(Always-On対応)とGigabit Ethernet端子を備える。背面にはSIMカードとmicroSDXCメモリーカードのコンビスロットがある(SIMカードはLTEモジュール搭載構成のみ)。
ThinkPad T590
ThinkPad T590は15.6型ディスプレイを搭載するパフォーマンスノートPCで、「ThinkPad T580」の後継に相当する。販売価格は1029ドル(約11万4000円)から。
ボディーサイズは329(幅)×227(高さ)×19.1(奥行き)mmで、最軽量構成の重量は1.75kgとなる。バッテリー容量は57Whで、最長16時間稼働する(MobileMark 2014での計測値)。
ディスプレイは以下のいずれかを選択できる。4K(3840×2160ピクセル)液晶については、Dolby Vision規格のHDRコンテンツに対応している他、Adobe RGBの色域を100%カバーしている。
- フルHD IPS液晶、250nits
- フルHD IPS液晶、タッチ対応、250nits
- 4K IPS液晶、HDR対応、500nits(後日追加)
その他の仕様・構成については、T490と同様となる。
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