ニュース

新生Mad Catzが日本で復活を宣言 ヨドバシカメラで先行販売キャンペーンも展開中(1/2 ページ)

2017年に倒産した「Mad Catz」が、香港に本拠を置く「Mad Catz Global」として復活を果たし、日本市場に再上陸してきた。6月27日行われた記者発表会の模様をレポートしよう。

 1989年に米国で設立されたMad Catzは、個性的なゲーミングデバイスを展開し、コアなファンを多数獲得してきた。しかし、ゲーム機「M.O.J.O.」事業の失敗などがあり、2017年3月に破産してしまったが、間もない2018年1月に香港資本でMad Catz Globalとして復活。以後は米国などで製品展開をしていたが、このたび廣瀬無線電機が販売代理店となり、日本市場へ再参入を果たした。

古株のゲーミングブランドが香港で復活、日本市場に再上陸

 発表会では、General ManagerのBill Lo氏が登壇。再スタートにあたってのミッションとして「Dare to Lead」を掲げ、「テクノロジーに投資し、ゲーミングデバイスをさらに上のレベルへ引き上げていく」と意気込みを語り、レーザー式の「Thorスイッチ」など開発中の技術を紹介した。

 さらに、品質最優先の開発体制もアピールした。具体的には、デザイン故障モード影響分析(DFMEA)や故障モード影響分析(FMEA)といった評価システムに加え、量産前の製品をゲーマーなどに使ってもらい、フィードバックを吸い上げる「フォーカスグループ」システムを導入しているという。ゲーマーの声を大事にする姿勢も強調した。

advertisement

Mad Catz GlobalのBill Lo氏(同社General Manager)

再スタートにあたってのミッションとして「Dare to Lead」を掲げる

現在は旧Mad Catz時代の製品をリフレッシュしたものだが、これは「まだ序章にすぎない」という

研究中の技術要素

開発体制。量産前の製品をゲーマーなどに使ってもらい、フィードバックを吸い上げる「フォーカスグループ」システムを導入している

開発中の製品。今回投入した3モデル以外にも多数のモデルを開発中だ

もちろん、ゲーミングキーボードも用意している

ゲーミングコントローラーの姿も

ヘッドセットも開発中だ

BAドライバの採用で音質にもこだわったイヤフォンも検討しているという
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.