折り曲げられる「ThinkPad X1 Fold」や5G対応の「Yoga 5G」が登場 Lenovoの新型PCレポート:CES 2020(1/2 ページ)
「CES 2020」の開催に合わせて、Lenovoがいくつかの新製品を発表した。この記事では「ThinkPad X1 Fold」など実機展示があったものを写真を交えて紹介する。
1月7日(米国太平洋時間)から米ラスベガスで開催している「CES 2020」に先駆けて、Lenovoが新製品を多数発表した。
- →新世代「ThinkPad X1 Carbon」「ThinkPad X1 Yoga」発表 2020年後半に発売
- →Lenovoがデジタルクリエイター向けの新ラインを投入――YogaとIdeaPad、液晶ディスプレイ2モデル
- →23.8型液晶一体型デスクトップ「ThinkCentre M90a AIO」登場 「ThinkVision」と共通デザインを採用
- →Lenovoが「Legion」ブランドのデバイスを複数発表 薄軽ゲーミングノートPCや外付けGPUボックスなど
- →Lenovoが“電子ペーパー天板”装備の「ThinkBook Plus」を発表 米国で3月に発売
- →5G対応PCが登場! Snapdragon 8CX搭載「Lenovo Yoga 5G」やスリムな「Yoga Slim 7」シリーズ
- →画面が折り曲がるPC「ThinkPad X1 Fold」登場 「Windows 10X」版も後日追加へ
同社は会場の一角に報道関係者やパートナー企業向けのプライベートブースを開設。フォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」や5G対応の「Yoga 5G」を始めとする新製品の実機が展示された。
この記事では写真を中心に、Lenovoの主要な新製品の特徴をレポートする。
ThinkPad X1 Fold:フォルダブルでもThinkPadクオリティを維持
Lenovoが2019年5月以降にプレビュー公開してきたフォルダブルPCが、いよいよ「ThinkPad X1 Fold」として正式発表された。ブースでは、実際に操作できる本体が展示された。ただし、キーボードやペンはモックアップだった。
画面はLG Display製の折り曲げられる13.3型有機ELディスプレイで、解像度は2048×1536ピクセル、アスペクト比は4:3となる。1つの画面として使うだけでなく、9.6型の画面を2つ並べたマルチスクリーンとしても利用できる。
背面はレザーカバーで保護されており、折りたたむと大型の手帳のような外観になる。カバーは簡易スタンドとしても機能し、本体を立てかけることでデスクトップPCのように利用できる。
本体にはBluetoothキーボード「Bluetooth Fold Mini Keyboard」が1つ付属しており、画面の下半分に重ねることでノートPCのように利用できる。キーボードはマグネットで固定され、本体からのワイヤレス給電を受けられる仕組みだ。
キーボードを画面上に置いたまま、ノートPCのように折りたたむこともできる。キーボードなしで折りたたんだ場合は、画面は完全には重ならず、すき間が少しできる。基本的にはキーボードを挟んだ状態で持ち歩くことを想定しているようだ。
フォルダブル端末で気になる中央の“折れ目”については、指で触れてみた限りでは凹凸感は感じられず、斜めから見ても目立たなかった。
ThinkPad X1 Foldは、まずWindows 10をプリインストールして2020年半ばに発売される。その後、2画面PC向けの「Windows 10X」を搭載したモデルも提供するという。
OSをWindows 10からWindows 10Xにアップデートができるかどうかは、Microsoftが情報を公開していないため、現時点では未定となっている。
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